■誰かのせいにすることはできるけど、きっと誰も悪くない。
一途にヴォイキツァを求めるアリーナと、神の道に入ったためにそれに応えられない(応える気もない)ヴォイキツァの関係が切ない。たぶんヴォイキツァ…
信仰と盲信は別物なのだ
生きづらい世間に背を向けるのも居心地の良いコミュニティに居場所を求めるのも個人の自由だが、そこで目を瞑り耳を塞いでしまうのは不幸の始まりでしかない
純粋な修道女たちに100%…
一部の聖職者は信仰心という隠れ蓑で他者に暴力を振るっている自覚を持った方がいい。
まぁ、こういう周りが見えていないタイプの信仰は精神障害や知的障害とも紙一重のケースが多いし、基本話が通じない。
…
まさしく汚れなき祈りだった。
てっきり排他的なコミュニティの身勝手な自己欺瞞を見せられるのかと思っていたらそんなことなかった。
彼らは彼らのなかの常識に従っただけで、悪魔に憑かれた人を憐れみ、自分な…
2012年カンヌ国際映画祭 脚本賞、女優賞 受賞
2013年アカデミー賞 外国語映画賞部門 ルーマニア代表作品
修道女が、孤独を怖れる友人を助けるため、ルーマニア正教会の修道院に連れてくる。
かつ…
やはりこの監督の作品は人間の嫌な部分をリアリズムを強調して描いているからか、鑑賞する側としてもウンザリさせられて苦痛にも思えるし、描写として優れていたり美しかったりしても繰り返し鑑賞したいって気分に…
>>続きを読む2022カンヌコンペ監督予習③はカンヌの申し子クリスティアン・ムンジウ。
今作は2012カンヌのコンペ作品で脚本賞と女優賞をW授賞。
この年はパルムドールのミヒャエル・ハネケをはじめ、今回もコンペ…