谷崎潤一郎の代表作の映像化作品。
原作読んでみたい。
江戸時代の男女のいざこざが妙に艶っぽかった。
ラストの登場人物それぞれの思念が折り重なる場面が見事でした。
シンスケが頼りなさすぎて情けなさす…
増村作品としては驚くほどにストーリーが面白くないのだが、セットの箱庭感と宮川一夫の芸術的な構図だけで小一時間楽しめてしまう作品。ファム・ファタールとしての若尾文子の肌の異常な白さよ。谷崎の原作を愛す…
>>続きを読む角川シネマ有楽町にて7年ぶりの鑑賞。
7年ぶりにスクリーン鑑賞したが、今回は「4K修復版」なので格段に映像が綺麗だった!
本作は、若尾文子が増村監督と格闘して作ったような映画で、全編にわたる熱演が…
鼻っ柱は強いが良家の子女である主人公が、悪人に捕らえられ背中に女郎蜘蛛の刺青を彫られてしまい人生が一変していく谷崎潤一郎原作の映画化作品。
「男という男を籠絡させる芸者になれ」という想いを込めた彫…
全編に充満する色気。色彩と美の暴力と混在する熱っぽさとクールさが、ラストの強烈な皮肉を際立たせる。
宮川一夫といえば溝口健二監督作品が有名らしいが、この映画においても、どのショットもまぢ、クソかっ…
谷崎潤一郎の処女作『刺青』と、同じ短編小説である『お艶殺し』を新藤兼人がremixして脚色。「妖しい官能の異常な世界にひきいれる谷崎文学の完全映画化!」を惹句に、若尾文子✕増村保造のゴールデンコンビ…
>>続きを読む谷崎潤一郎の短編「刺青」と「お艶殺し」が原作。
あらすじは
質屋の娘お艶は手代の新助と駆け落ちする。その手引きをしてくれた権次夫妻に騙され、お艶は深川の芸者として売られ、新助は殺されそうに。権次の…
谷崎潤一郎の同名小説を、増村保造監督、新藤兼人脚本で映画化した作品。とは言っても、『刺青』は短編小説でストーリー性もほとんどないので、本映画では『お艶殺し』という谷崎の別の小説に、『刺青』の彫師・清…
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