「映像は一瞬を切り取り、写真は永遠を切り取る」
とはよく言ったもので、写真本来が持つ説明不可能な魔力というのは、ある種狂気的で、異常で、ゾッとするものである。
それが、写真の起源である「ダゲレオタ…
私が敬愛する黒沢監督の海外デビュー作という事で、私としては珍しく公開早々に観に行った。「クリーピー 偽りの隣人」は、黒沢タッチは楽しめるがやや散漫な印象だったが、返す刀で凄い作品が来た。先ず設定が良…
>>続きを読む全体的なテイストとしては「回路」や「CURE」の頃を思い出すのだけど、ストーリーの展開はよりパーソナルな方向に向かっていて、どことなく古典文学の幽霊譚を思い起こさせるつくりになっている。フランスで撮…
>>続きを読む嫌いではないのだけれど、ちょっと退屈してしまった。黒沢清は『クリーピー』で入門して、結局他の作品はまだ観れていないのでこれが二本目の鑑賞。
ここからネタバレあります。
退屈してしまった理由は明…
ダゲレオタイプとは、1839年、ルイ・ジャック・マンデ・ダゲールによって発明された世界初の写真撮影法で、銀メッキをした銅板などを使うため、銀板写真とも呼ばれる。露光時間がいまのカメラと比べて長いため…
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