ダゲレオタイプの女に投稿された感想・評価 - 75ページ目

マリー(コンスタンス・ルソー)が青いドレスに身を包みダゲレオタイプで固定されているメインビジュアルがとても良いです。作品内ではモノクロの等身大パネルが出てきますがそれもまた神秘的で美しい。
生死の境…

黒沢清は、フランスで撮っても黒沢清。
巨大ダゲレオタイプにこだわる、マッドな写真家の助手になった青年を主人公に、モデルである写真家の娘との奇妙な三角関係を描く、いかにも彼らしい幻想怪異譚。
ただ、や…

最近日本映画ばかり観ているけれど、すごくフランス映画でした。怖いけど、切なくて、面白い映画でした。

ダゲレオタイプは生きているかのように写真が残せる昔のカメラなのだけど、生きてる人を何時間も器具で…

日本のホラー映画の第一人者、黒沢清監督の最新作は全編フランス語でフランスにて撮影されたジワジワくるホラー作品。フランス語だから今までとどう違うのかと思ったけど、登場人物がフランス人になっただけで、黒…

このヒリヒリ感は恐怖なのか、哀しみなのか、あるいは切なさなのか。観ていて判らなくなってくる。

こういう組み立ての物語は、大どんでん返し系の映画に使われがちの設定だが、本作には観客を欺こうとしている…

日本人の映画監督である黒沢清が映画作りにおいて武器とするものが映画の映画性そのものであり、日本的〇〇などというものは一切ないので、この人は世界中どこでも映画を作る事が出来るのだろう。
死んでいるはず…

永遠に囚われた男と、変化に固執した男が目にする幻影と退廃。
大抵のカットに窓が含まれ、やり過ぎでは、と思うほど黒沢清的な境界性が強調される(台詞でも直接ほのめかされる)。フランスで黒沢節は衰えるどこ…

• #tjr2016新

ポジ写真とはつまり「もの自体」を否定しきれない記号であるが、ネガをその前提とする映画においては神は相関的な関係に陥る。神はいると思うことはできる、というように。では根源的にポジにはなれない映画にダゲ…