クソ邦題ぶっちぎりトップじゃなかろうか。
なかなか実際にも精神的にも、複雑な映画だった。歴史修正主義者お気に入りのレトリックがたくさん出てきて、知り合いの一人と重なってつらかったというのもある。ア…
このレビューはネタバレを含みます
個人的にとても興味のある、第二次世界大戦時に起こった出来事に焦点を当てた実際の裁判を描いたノンフィクション。
まず何より、アメリカとイギリスの名誉毀損裁判の取り扱いの違いや裁判の進み方という、形式…
普通に裁判ものとしても面白い。
歴史は、歴史家があらゆる史料をもとに、何度も考察と批判を繰り返して積み上げてきたもの。素人の思いつきで覆るような世界ではない。歴史修正主義者は、真理の追究よりも称賛や…
恥ずかしながら、ホロコースト否定論があるということを初めて知りました。
その否定論自体の内容も興味深いが、他にもメディアのあり方や、物事の本質をすり替える話術や、人間関係などたくさんの要素が詰まっ…
この映画を見た多くの人が、
デボラに感情移入し、
アーヴィングを差別主義者と
認識し、怒りを感じただろう。
話がそれるが、作品を鑑賞中、
思い浮かんだのが、慰安婦
問題を題材にしたドキュメント
「…
ナチスによる大量虐殺はなかったと主張するホロコースト否定論者とユダヤ人歴史学者が裁判で争い、世界中の注目を集めた実在の事件を映画化した法廷ドラマ。
こんな裁判が実際に行われていたなんて知らなかった…
デボラとリチャードの会話がとても印象に残っている。これまで自分の良心に従い生きてきたデボラが初めて自分の良心を他人に預けると。お互い信頼できなければ絶対に出来ないことで、お互いをそれぞれの専門家とし…
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