タイトルについて考えてみた。
●原題は"Denial"
この映画の大きなテーマは「ホロコースト否認論」についてであるが、それ以外にも様々な「否定」(Denial)が描かれている。
・裁判のき…
denialistは非科学的な根拠で、真実を歪めようとするタチの悪い人々で、コイツらが世にはびこらないように、戦う人々がいなかったら、世の中はもっと悪くなっている訳で、世の中はつくづく善と悪のせめぎ…
>>続きを読む憲法学者木村草太氏の勧めで鑑賞。
反知性主義者と戦うことがいかに難しいかということを思い知らされる映画。ここで扱われているホロコースト否定論に限らず、南京大虐殺やワクチンとかにも通ずると感じだ。
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歴史学と司法を媒介に、差別を描いた。ぽんぽんと話が進み、論点がクリアで、なるほど、という場面も多かった。イギリスはルールが大きく異なるので、詳細を理解できたとは言えないものの、大まかに物珍しい感じ…
>>続きを読む鑑賞当時2017/12/20
素晴らしい。人物の会話劇が緩まず110分。スッと入ってくる情報の簡潔さ、要点の押さえ方。社会派ドラマな硬直したところも少なく、ジョギングをして柔軟性を獲得、テンポも良…
「何でも述べる自由はあっても、ウソと説明責任の放棄だけは許されないのです。意見は多種多様ですが、否定できない事柄があるのです。」
事実を自分の考えに基づくように改ざんしてしまう可能性、改ざんされた情…
今作はホロコーストの有無を巡って実際に行われた裁判を描いた法廷劇。
歴史家アーヴィングは「ホロコーストは無かった」と主張。
一方、ユダヤ人歴史学者リップシュタットはその主張を否定。
アーヴィン…
「あなた方は記憶され、苦しみの声は届いた」
最近観た中ではダントツ
アウシュビッツの描き方に震えた
『夜と霧』並の衝撃
ホロコースト否定論者との裁判 英国での裁判方式ということの複雑さを描きながら…
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