50年後のボクたちはの作品情報・感想・評価 - 5ページ目

50年後のボクたちは2016年製作の映画)

Tschick

上映日:2017年09月16日

製作国:

上映時間:93分

3.8

あらすじ

14歳のマイクはクラスのはみだし者。同級生からは変人(=サイコ)扱い、両親の仲もうまくいっていない。そんなある日、チックというちょっと風変わりな転校生がやって来た。夏休み、2人は無断で借用したオンボロ車ラーダ・ニーヴァに乗って南へと走り出す。 旅の途中で訪れる、いくつもの出会いと別れ。 やがて無鉄砲で考えなしの旅は、マイクとチックにとって一生忘れることのできないものになっていく――。

「50年後のボクたちは」に投稿された感想・評価

それはたとえば野宿前提の旅に冷凍ピザを持参するみたいな、主人公と同じ14歳の知見から捉え得る範囲だけを描いた仕様に、きっとなっていて。

学校のクラスじゃいない奴扱いの主人公を冒険に誘い出す彼にしても、その二人の道行きに途中から参加する彼女にしても、その背景が殆ど描かれていないのは主人公の理解力、判断力が及ばないからなんだろうな、と。

ちょっとご都合主義的に見えてしまう説明不足な部分も、主人公の心情を思うとダイジェストのように感じてしまう乱暴なくらいの展開の速さも、敢えての仕様なんだろうな、と。

そんな具合に積極的に共犯関係を築きたくなるような愛おしい出来になって御座いますよ。

なにしろ音楽がお洒落ですよ、ともすれば記号的に見えるくらい無駄を省いた描写で的確にキャラクターを描いてますよ、常に楽観的視点から事態が描かれていて深刻にならずに済みますよ。

自分が14歳の時にやりたかったけど出来なかった冒険がそんな調子で描かれている訳ですからして観ながらもう多幸感しかない訳ですよ。

取り分け個人的に気に入ったのは、風車のふもとで寝袋に包まって星空を見ながらの会話場面、あの思いのまんまおっさんになってる今の自分を顧みてちょっとだけ恥ずかしくなりつつ思い切り自己肯定しちゃいましたよね。

という事で感想としてはただこの一言、楽しい、と。
Noriko

Norikoの感想・評価

3.6
全然甘酸っぱく無い青春やけど、とにかく50年後の3人が気になる・・・
大人が頭抱えてウワァーー!っていう映画。

っていうと語弊がありますが、16歳から18歳って青春時代という言葉に相応しく大人への過渡期と言ってしまえますが、14歳ってまだまだ子どもで、それでも大人になりたい、そんな歳だと思います。

少しずつ世間とのズレに気付いて、どうしようもなく苛立って、うまく吹っ切れずに自分の内側に溜め込んで、それでヨシって言えるようにならなきゃって思い始める歳。
でもそれがうまくいかないのが14歳の愛しさだと思います。

リチャード・クレイダーマンを聴いていい音楽だと言えて、
50年後の約束をしてしまえる。
大人が小っ恥ずかしくてできないことを平気で乗り越えていけるのが14歳。
劇中の「宇宙は無限大だ」というクサいセリフは心細く2人きりで旅をする少年たちの支えになるわけですが、
間違いなくこの映画が終わった後、彼らの未来、50年後のボクたちは無限大であることの力強さを感じます。

少年たちのロードムービーといえばスタンドバイミーを思い出しますが、これはスタンドバイミーとは違いその後どうなったかは語られず、「今」で物語が終わります。そこがまたいい。

最高の夏休みを終えて厳しい現実に戻ってきた主人公は目が全然違います。
そういえば夏休み終わって急にかっこよくなる男の子っていたなぁとかそういうノスタルジーも感じました笑

そして、俳優の子たちもなんてキラキラしてるんだろう、と。
先述しましたがナヨくてギーク感がある主人公の男の子の目がどんどん強く生き生きしていくのと、
チック役の子の触れたら危ないオーラとか、どうにかしてくれるんじゃないかという大物感とか、秘密を打ち明けたときのチラリと見える弱さとか、
ホームレスの女の子の強く儚い感じとか、
全部がこの歳だからのコレ!って感じでたまりません。
本当にすごい。

14歳の頃の思い出って得てして泥臭くてダサいもんだとおもいますが、でも思い出補正とかではなくキラキラしてんだよなー、ということを実感させてくれる映画でした。
ゆき

ゆきの感想・評価

2.8
14歳って中学生だよねー。
けっこう大事な時期なのねー。
そんな時にこんな経験したら、確実に人生変わるよね!
警察に捕まった後、自分のしたことに対して正直に責任をとろうとしたマイク。
確実に成長したじゃん。
この子たちはケガだけで済んだけど、なかなか危ない経験だったよね。
チックたちと50年後に絶対再会してほしいなーって思った。
A

Aの感想・評価

3.8
リア充なんてクソ食らえ、な青春ロードムービー。青春ものはやっぱりこうでなくちゃ。
ストーリーはほぼ『グッバイ、サマー』と同じ。14歳のイタい可愛らしさは『グッバイ、サマー』の方が勝るけど、こちらの方が反抗的でユーモアがある。
みんな何だかんだ心のどこかでチックのようなアウトローと危険な冒険に憧れているのかもしれない。
映画館をはしごしたのは今日が初めて。
きっと、誰しもが心の中に少しは残っているであろう、中二病という厄介な不治の病。
そんな中二病患者が抱く、
「あんなことしたかったな」
「こんなこと出来ていればな」
という、もう戻れない青春のこじれた夢をこの映画が叶えてくれた!
くぅーーっ!!!


見終わった瞬間、私の胸の中は甘酸っぱいではなくて、切な酸っぱい気持ちになってしまった!
エンドロールを迎えた瞬間に椅子から落ち、そのまま土下座したくなったもん!
目からは謎の涙!
この涙はなんだったんだろうか!!
Hey Siri!この気持ちを教えて!


少し前に観た「キングスオブサマー」が好きすぎたから、それと同じジャンルの"思春期の夏休み映画"を観てしまったらきっと「キングスオブサマー」が恋しくなっちゃうんじゃないかって心配してたんだけど、キングスオブサマーを遥か超えるくらいツボすぎてニヤニヤしてしまった。
子供社会からはみ出し者になっている彼らの冒険が愛しくて愛しくて…(号泣)
背伸びしすぎなところとか、思春期特有のイタさも含めて愛しいよーー!!!


この作品の鍵となる不良転校生、彼が主人公にとって忘れられない人物になるんだけど、私にとっても忘れられないキャラになった!
だって、中二病の夢を全て叶えてくれるんだもの(号泣)
時々、ダルビッシュ有に見えるからなんだか妙な親近感。
そんなダルビッシュ似のロシア不良少年の、ヒーロー感に惚れた。
中盤に出てくるヒロインも素敵!
ヒロインなんだけど、ヒロイン的なキャラじゃないところも…素晴らしいよ(再び号泣)

語りだしたら止まらないから、この辺で終わる!
とにかく言えること!
はい!傑作!!!
変わり者の少年二人が冒険する物語。逞しい少年に魅了された。ここまでとは言わないが、冒険は人間を形成する上で必要なことだと感じた。転校生のチックが大人すぎる!
hinaoba

hinaobaの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ベタで真っ当な青春映画じゃなくて、シュールでゆるくてコミカル。音楽とか、全体的にダサかわいい感じ。

主人公が14歳なんだけど、意外にもすんなり感情移入できてしまったのは、わたしも彼と同じく昔から集団生活に馴染めなかったせいだろうか。

50年後に友達に再会するという約束があれば、それまでなんとか生きなきゃな、とか、もうちょっとちゃんと生きようかな、とか、思ったりするのかな。

友達できてよかったね、マイク。
usa

usaの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

クラスのはみ出しっ子同士が仲良くなり、成長する。この手の映画大好きですね。

妄想の世界では何でも出来ちゃうモテ男マイク(プールで手を銃の形にしてパパを撃つシーン最高です。)だけど、実際は何をするにも勇気がない弱気な少年。

そんなマイクを強引に連れ出し変えてくれるチック。チックは何をするにも横暴で恐いけど、憎めないとてもいい奴ですね。

チックと一緒だと何でも出来そうな気がするし、周り(パパ)から理解してもらえなくても2人の中だけ分かち合えてたら大丈夫。そんな風に思える仲。とても羨ましい世界です。

50年後の再会の時も変わらない3人で居て欲しいです。

そして、アルコール依存なママと過ごす優しい時間とても好きです。
やまち

やまちの感想・評価

3.5
クラスのはみ出し者の2人が夏休みにバカする話。
音楽もよくて雰囲気もいい感じだけど、出会う人との中身がなさすぎたかなー。自転車貴族ってなんだったん…
おっぱい見れたし、サイフォンの原理使ったところとかはテンアゲだった。笑

今までの長期休暇無駄にしてきたなーって思ったから来年は一生思い出になるようなことしたい。