むぅ

映画の妖精 フィルとムーのむぅのレビュー・感想・評価

映画の妖精 フィルとムー(2017年製作の映画)
3.8
"ラピュタパン"のあれが出来ない。

先日、金曜ロードショーで『タイタニック』が放送された後、公園で男子高校生達がキャッキャしながらすべり台の上で確実にあのポーズをとっていた。可愛い。

私の映画の憧れのシーンはどれだろう?
そんな楽しい空想の扉を開けてくれるショートフィルム。

「やっぱ"ラピュタパン"かなぁ」
「『E.T』の"指"じゃない?」
「ホウキにまたがった事ある率は?デッキブラシが理想だけど」

映画の"やってみましたシリーズ"の話で盛り上がった。
そして"やってみましたシリーズ"は[食]部門が強いということも判明した。
カレーは最後の一口を理想的な割合にしたくて、終盤ペース配分をする私には"ラピュタパン"はなかなかの暴挙だ。出来れば、黄身と共に有終の美を飾りたい。

「あ、シャワー浴びる時に"ショーシャンク"やったことあります」
「やるなら雨でやれよ」
「昔、元カレが『ゴッドファーザー』の誰かしらの煙草の吸い方マネしてたなぁ」
「...わー」
「君の瞳に乾杯って言われるよりよくない?」
「....あー」

"やってみましたシリーズ"結構出てくる。

クレイアニメ
ひとりぼっちだった"フィル"と共にスクリーンの中に飛び込みたくなる。そして宝物箱から飛び出てくる名作映画をまた観たくなる。

職場だったので秘密にしておいた私の"やってみました"。
いや"やってみました"どころの騒ぎではない。わりとよくやる。

『オズの魔法使い』
かかとを3回鳴らして、心の中で唱える。
「おうちに帰りたい」

映画って素敵だ。
むぅ

むぅ