これ映画館で流しますか!?
見ていてびっくりした。
ほとんどセリフのようなものはない。
ただただ観光地の観光客をそのまま流している。
確か以前早稲田松竹でやっていた気がする。
なんか自分でも…
W・G・ゼーバルトの『アウステルリッツ』は個人的に最も好きな長編小説の一つである。このドキュメンタリー映画はその同名小説に着想を得て制作されたもの。ベルリン郊外にあるザクセンハウゼン強制収容所跡地を…
>>続きを読む【ただひたすら群衆を映す】74点
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監督:セルゲイ・ロズニツァ
製作国:ドイツ
ジャンル:ドキュメンタリー
収録時間:94分
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セルゲイ・ロズニ…
「働けば自由になる」と書かれた門を介し、その門をカメラにおさめる観光客を撮ったかと思いきや反転して今度は観光客のカメラを通してこちらが撮られる側になる。そこからこの映画を支配するカメラの存在を意識さ…
>>続きを読む実際にアウシュヴィッツには観光客として行ったことがあったので、なんとなくあの場の雰囲気は分かった
それぞれの思考があるし、自分なりに過去に思いを巡らせている人も絶対にいるので、観光客として一括りにし…
「夜と霧」に続いて鑑賞したので、歴史的背景を無視して傍若無人な態度の観光客はけしからんとか、つまらない感想を述べたくなるが…重要なのはそこではないのではと思った
この映画は映像の使い方が極めて冗長で…
ナチス元強制収容所にやって来る観光客を固定構図で捉えた観察映画。
ラフな服装で、ベビーカーを押し、ガイダンス機を耳に寄せ、ガイドの話しを聞き、カメラを下げ、スマホで撮影しまくる彼らの様子に、真摯さ…
【詳述は、『粛清裁判』欄で】この作家が自分でカメラを廻したら? 対象の絶滅収容所や製作年度に開きはあれど、スタイルの固有性、視角の超然、レネの映画史上の傑作『夜と霧』と並べても、そんなに遜色…
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