懺悔。
“僕は、正しく傷つくべきだった。”
“僕は、正しく傷けるべきだった。”
これは村上春樹の極点であり、
濱口竜介の極点。
「言葉」と「間(ま)」の極北、
喪失と赦しの果てにある静かな爆発。…
「真っ当に傷つくこと」
映画を見て、自分には傷つき、傷を受け入れ前へ進む強さが備わっていないと感じた。
これは、対人関係、自己との対話、描いている夢と現実の乖離、様々なことに当てはまる。
失敗して傷…
ノルウェイの森の時も感じたけれど、村上春樹原作の映像化ってとてつもなく難しいだろうに、原作が誰か聞かなくとも分かる仕上がりに製作陣が持ってきていて、素晴らしいなと。
原作まだ読んでいないのですが、…
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