無機質で空間的なカットが造る静謐な世界の中で、揺れ動く動乱の社会と娘を想う母の眼差しが熱を帯びていた。
良い余韻だ…
こういうガチャガチャしていない、モノクロームの中でうねるような力のある作品は大…
少しだけ古い時代のペルー、実話ベース。
若い妊婦が産んだ赤ん坊を取り上げられて、記者が真相を追うも……という話。
画面サイズが狭くモノクロで、遠い世界の有り様を覗き見しているような気持ちになる。
…
待ち焦がれていた赤ん坊を出産するために訪れたハズの産院で、その赤ん坊が誘拐されるってどんな悪夢。
そんな悲劇に見舞われた若き母親ヘオルリナのオドオド感と、真相究明に奔走する記者ペドロの颯爽とした姿が…
貧困、移民、孤独…社会的弱者の苦しみ
ペルーの街並みや衣装が観れるのは新鮮ですが時代が暗い。でもこんな時代がどこの国もあったのだな
記者の役者さん、ヤングガンに出てた人に鼻の下の辺りが似てるなぁ…
主人公の気持ちを考えたら冷静ではいられない。
それが無料なわけないって普通は思うところなのに、あまりにも貧しいからそれにすがるしかないってやりきれない。
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2022…
映像的には計算し尽くされたどれもがシンプルでありながらとても美しかった
しかし写しだされる内容は暗く希望がない
ひとり陣痛に耐えながら登った長い階段の先で待ちうけていた仕打ちのやるせなさに観ているだ…
1988年ペルー、実話に基づく物語。
産んだばかりの赤ちゃんを
拐われる母親の気持ちを考えたら
たまらなかった。
貧しいからこそ、
こういう甘い話に
騙されてしまうのだろう。
貧しくても人間らし…
1988年ってモノクロ映画の時代ではないけど、あえて当時のハイパーインフレ、インフラ崩壊、治安最悪の空気感に合わせたのかな。そう、日本もだけど戦後復興の混乱期のような昭和のカオスに然りで、経済情勢が…
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