3時間に近い大作。
フィリピンでの着任から4人での生活、3人、2人、1人になっていく様子がわかった。そして終戦を知るきっかけ、帰国に向かうシーンまでが描かれている。
終戦を知るきっかけとなる旅行者と…
終戦を知らされずにフィリピンでゲリラ戦を続けた小野田寛郎さんの29年間を見ることが出来ました。
任務に忠実であり続ける姿勢に尊敬の念を抱きながらも、同時に軍国主義教育の恐ろしさも感じました。
小…
【忠誠という名の信仰】
第74回カンヌ国際映画祭ある視点部門で一本の作品が話題となった。それは『ONODA 一万夜を越えて』だ。ある世代の人はこのタイトルを聞いてピンと来るのだとか。あの小野田寛郎の…
小野田さんがルパング島から帰還されたのをリアルタイムでは知らない世代なので、最小限の予備知識しかなかったけど、どちらかと言えば英雄的な印象のほうが強かったと思う。
晩年は子供たちに自然活動を教えたり…
時間の流れはこわいなと思いました。ある時点では当然だった価値観も時がたてば時代遅れになり、場合によっては多くの人にとって脅威になることもある。
戦時ならば戦果とみなされるサボタージュも平時ならば…
小野田氏の事はリアルタイムで知っていた。帰国後に日本の変わりようについていけなくて数年でブラジルに移住して牧場を開拓。その後また日本に戻って子供向けに自然塾を開設。自分の足でしっかりと生き抜いた人物…
>>続きを読む(あらすじ)
日米開戦後の1944年の冬
「君たちに死ぬ権利はない。生きて戦い抜く事を常に考えろ」と、秘密戦の特殊部隊で訓練を受けた小野田陸軍少尉は、上官の谷口からそう言い渡され、ゲリラ戦の指揮を…
仲野太賀が時どき霜降りのせいやに見えて残念だった。
これまた長い映画(174分)。監督がフランス人だった。てっきり日本映画だと思ってた。
フィリピンのルバング島の任務について、約30年間ずっと任…
「純粋で、任務に忠実」「信じるものを信じたい」。肉親の言葉よりも上官の命令、それは神託。
「武士ではなくヨブ」。フランス人のアルチュール・アラリ監督は小野田寛郎をそのように見たのかもしれない。
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