2021年、ベラルーシのルカシェンコ政権が西側世界の混乱を狙い、大量の難民を世界から集めてポーランド、リトアニア、ラトビア国境に送り込んだ。
これは人間を武器とした銃声なき戦場を描く、アグニエシュカ…
ポーランド×ベラルーシの国境で起きている難民問題を描いたセミドキュメンタリー。
この作品の感想を上手く表現する語彙力が私にはまだ無い。
助かる数万人の命と助からない数万人の命。
「国境」という…
このレビューはネタバレを含みます
ここ最近見た映画の中で一番すごかったです。
EU各国を混乱させる目的で難民を国境に送り込む「人間兵器」という恐ろしい戦略をテーマとした映画です。
シリアで家を失いスウェーデンへの亡命を目指す家族…
このレビューはネタバレを含みます
EUを夢見てベラルーシからポーランドを目指す難民たちと自国のために難民を止める(送り返す)国境警備隊、難民を助けるために活動する人権保護団体の3つの視点を追いかけた作品
長いけど、いろんな視点からの…
いやはや、これは凄かった。観ててしんどい。
途中で席を立ちたいぐらいにしんどいと思ったのは、塚本監督の野火以外に初めてかも。
観終わった今も、なんか脳を(あり得ないんだけども)めちゃくちゃに殴打され…
大昔でも、過去の戦時下でもなく
今まさに起きている現実。
重く重くのし掛かる衝撃。
これでいいわけがなく、なんとか少しでも状況を改善できないのかと思ったとしても
自分に何かできるわけもない。
そ…
ショッキングな映画でした。
人の中にある二面性というか、単純に善悪二元論の善の側に立って体制側を批判出来るのかという、問いが主題の様に思う。特にエピローグのところ、日本においてもウクライナ人とクルド…
ベラルーシ経由でポーランドに入国しようとする難民に対して、
①実際に彼らを救おうと行動する者、②自分が罰せられない程度に、身の安全は確保できる前提で、と動く者の2通りの活動家が描かれる。
本作にお…
マーケティング的な理由もあると思うけど、日本語タイトルのセンスが光る。境界のひとたちは心無くすか、もともとないのか。心ある人間は頭がおかしくなっていく。もっと残酷なのは、たぶん見ないようにしている境…
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