小学生の頃、NHKで華岡青洲の妻のドラマを観たことがあった。自ら実験台になろうとする心が全然分からなかった。
明らかに危険なものにどうして踏み込もうとするの?
大人になってから気づく、これは麻酔…
痔薬の紫雲膏を作ったことでも有名な華岡青洲。
有吉佐和子の原作は史実と違うと聞いてたんですが、ウェブ上ではハッキリとした素材は見つかりませんでした。
市川雷蔵の父親が伊藤雄之助って、、そり…
(再)有吉佐和子原作、世界で初めて麻酔摘出手術をした外科医者・華岡青洲を支えた妻と母の闘争記。小さい頃、ケシ畑を歩く美しい於継(高峰秀子)に憧れ華岡家の嫁に志願した加恵(若尾文子)は姑・於継に医家の…
>>続きを読む増村保造監督作品!
増村保造監督作品特集11
脚本は進藤兼人の素晴らしい作品!
実在の人物華岡青洲は世界初の麻酔を使った乳癌手術に成功した人物。
青洲に雷蔵さん、奥様に若尾さん、青洲の母に高…
何と言っていいのかわからないのですが、芸術から得られる最上の満足感を得られた作品でした。
1805年(何と、アウステルリッツと同年!)に華岡青洲が世界で初めて全身麻酔による手術を行ったという史実にま…
このレビューはネタバレを含みます
<若尾対高峰、嫁姑バトルの愛憎心理劇が凄い>
嫁と姑の対立、そのプライドを賭けた情念の凄まじさが静かな火花となって伝わってくる。
息子可愛さの姑の感情は分かるのだが、嫁の心境の変化というのが興味深…
市川雷蔵、高峰秀子、若尾文子という三人の演技。
エモーショナルなドラマであるにもかかわらず、登場人物の顔が能面のようであるのは照明のせいだけではない気がする。
表情を抑制した顔が放つ、その力にただ圧…
このレビューはネタバレを含みます
世界初、全身麻酔の乳癌手術を成功させた華岡青洲の実話がベース。麻酔薬を使用した手術の成功までを、嫁姑のいざこざに重点を置きながら進めていく映画でした。
嫁姑である、若尾文子と高峰秀子の対立よりは、…