韓国映画で光州事件についての『タクシー運転手』を観ていたら、10年以上前にもっと悲しい映画を観た記憶が蘇ってきた。
『ホテル・ルワンダ』
人々は殺し合う、それは部外者からみたら似たもの同士であるこ…
1994年のルワンダ。
フツ族によるツチ族大虐殺の嵐が吹き荒れる中、ベルギー資本の高級ホテルで現地支配人を勤めるポール・ルセサバギナのホテルマンとしての獅子奮迅の闘いを描く実話ベースの作品。
ツチ族…
「歴史もまた、一つの血溜まりから次の血溜まりへ、すなわち、第一次世界大戦から第二次世界大戦、冷戦へ、アルメニア人大虐殺からユダヤ人大虐殺、ルワンダでの大虐殺へ、ロベスピエールからレーニン、ヒトラーへ…
>>続きを読む同じ国民、同じ人間同士が殺し合う。こんな悲しいことが他にあるだろうか? 紛争が起こる要因は宗教・民族の相違による対立だ。ルワンダの場合、フツとツチという民族の対立が原因となった。自分たちは普段日本に…
>>続きを読むフツ族もツチ族も、内紛が始まるまでは高級ホテルのバーで、民族は違っていても友人同士で飲み食いできるような人達もいたわけで、貧富の差はあっても、まだ平和であったと言えていた。
それが、たった一夜で全て…