イタリア独立戦争という特殊な状況下で燃え上がる恋。冒頭のオペラから破綻は暗示されている。どう落とすかという興味で繋ぐ。
ヴェネツィア、ヴェローナの街がそのまま舞台装置のよう。あの振る舞いは彼なりの決…
女が追っては&引き止めてはいけないよ!(笑)
おそらく太古の昔から決まってる真実。恋愛は追った方が負け。ルキノ翁、ほんとに女のこと嫌いだなぁと思います(笑)美しい女は好むけど、ただ美術品のように鑑…
このレビューはネタバレを含みます
絶妙な人物造形が巧みだった。
フランツが自尊心の崩壊により狂ってしまうわけだが、そこにいたるまでのフランツの美しさと垣間見える幼児性や無邪気な邪悪さなどが魅力を引き立たせていた。
ただラストの再会…
佐々木基一「芸術としての映画」を読んで。初めて見るヴィスコンティの作品。
華麗、荘厳、壮大の大作でショックを受けました、、佐々木の「一つのショットの中に実に複雑な人物の感情が示されている」という短い…
伯爵夫人の女性としてのイノセンス:政治におけるイノセンスの暗喩?
→イノセントだから、対象の実態を知らずに幻想で判断し、行動するので、ナショナリストと革命家にもなり得るし、売国者、密告者にもなり得る…
久々に見ました、ヴィスコンティの作品の中で3番目に好きだと思ってました。
前までは、若く美しい娼婦と比べられどん底まで落とされたリディアに同情してました。
が、今回はさっさと上官に密告してクズな若…
のちに『ベニスに死す』でも舞台となるヴェネツィアを舞台にした、ヴィスコンティにとっての旧き良き時代をえがく、戦時下の貴族の恋と破滅のものがたり。
貴族の生活や会話を、細部までじつに美しい古典的な…