1991年,日本
監督:北野武
なんか良い
なんか良いんですよ。
セリフもない、手話もない、バックボーンもわからない。
耳の聞こえない2人だからこそ醸し出せる雰囲気が初で不器用で心地いい。
段…
どんな言葉をもってしても尻尾すらつかめない映画というものが存在する。
『あの夏、いちばん静かな海。』
ただただ、美しい、新しい、素晴らしい…
俺はこの映画について語るべき言葉を知らない…とい…
言葉を奪われた男と女を、視線の交錯で上手く交流させるといった演出の処理も多くない。関係性を表すために必要なことは、とにかく一緒に歩き、真正面から向けられるカメラに対して記念写真を思わせる位置どりにつ…
>>続きを読む聴力障害を持ち、清掃車の助手の仕事をしている茂(真木蔵人)はゴミ収集場に折れたサーフボードが捨ててあるのを見て持って帰った。
自ら修理し恋人の貴子(大島弘子)を連れ早速海に向かう二人。
サーフィン初…
感動しました。涙を流すような感動ではありません。美しい絵画を見て感動はするものの涙を流すというものでは無い感覚に非常に近い。
うっとりと惹き込まれるといった感じでしょうか。
美しいキタノブルーの映…
海は波を作り続け、その傍に人々は生き、そして少女は大人になっていく。これは少女が大人になるまでの物語であり、北野武とルノワールが共鳴していることを明瞭に示してくれる作品である。あと障害者と健常者の絶…
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