【ポイント】
・徹底的に無駄を排した演出(役者に演技をさせない。BGMを使わない)
・偽札を手にしたことで、負の連鎖へと感染していく逃れなれない運命
・黒沢清監督の元ネタといってもいいような作品…
ロベール・ブレッソン監督作。
一枚の偽札を掴まされた青年の破滅を描く。
友人への借金返済の為に少年が写真店で偽札を使う。写真店主は偽札を処理するため、燃料販売の青年イヴォンへ燃料代の支払いに偽札…
責任の所在のない不正の押し付けの連鎖。その責任を認めない、姿勢を変えないことでその不正の結果が大きくなる。そしてその結果は下である人が追うことになる。その上下は上流から下流へのお金の流れ、主従関係、…
>>続きを読む(レビューを書いていなかったので)
寒気がするぐらい厳格で精密で美しい作品。全ては画面内の構成のために奉仕しているかのように見えてしまうブレッソ ンの狂気性を感じた...。
どの人…