不良少年たちが使った偽札が巡り巡って一人の男の人生を破滅へと導いて行く。人は表沙汰になった最後の部分だけで出来事を見るけれど、そこに至るまでには関わった人々の生き様を反映したいくつもの行為と意志の段…
>>続きを読むフランスの巨匠ロベール・ブレッソンの遺作。
小遣い欲しさに少年が偽札を使ったことから、巡り巡って展開する悲劇を描いている。
トルストイの原作は未読だが、当時のフランスの社会を鋭く反映させている。…
ロベール・ブレッソン、という監督はたいがいの文脈で「孤高の映画作家」みたいな大仰な冠を被せられるわけですけど、その煽りを間に受けて、驚天動地のものすごい映像を撮ったりする人なのかなと思ってためしに見…
>>続きを読むどうやらこれがブレッソンの遺作だったようで、凄く完成された映画だったように思います。
"L'argent"、「お金」にまつわるお話です。
偽札をつかまされた、ただただ不条理に巻き込まれた青年が、自…