正に『田舎の夏休み』って感じの映画だった
話はどうってことない割にはラブリーな感じで良かったが、カメラがなんかあんまり好きになれず
画面を切り取りたい意図はすごくよくわかるのだけど、それがうまくは…
現実の外郭を滑っていく夏休み。ポップさと郷愁。
画面が美しい。
視点の置き方、構図の良さが印象的。
家内で特に光っている。
散らばる色が爽やか。晴れた平野に子供服。
「大人の事情」の外側…
監督自身の幼年期の思い出が色濃く反映されているのは間違いないのに、戻らない過去への執着は感じられない。カメラのこちら側(=作り手たち)の重さから逃れた画面上には、夏の光と風といくつかの出来事が、その…
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>>続きを読む©A MARBLE ROAD PRODUCTION, 1984 Taiwan