マルケータ・ラザロヴァーに投稿された感想・評価 - 40ページ目

『マルケータ・ラザロヴァー』に投稿された感想・評価

ふつうに難解でした。
映像から感じ取れる雰囲気な、おどろおどろしい感じがアレクセイ・ゲルマンの『神々のたそがれ』を見たときのようです。
内容は“ロミオとジュリエット”的な葛藤

「マルケータ・ラザロバー」Marketa Lazarová 1967 チェコスロバキア

「王は我々を統治する。だが王が正しいか我々が正しいかを決めるのは戦いだ」

「神よ、私を守る人たちから私を遠…

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kyoko

kyokoの感想・評価

4.5

548日間、実際に極寒の山奥で生活しながら撮影したというから、もうその時点で常軌を逸しているのだけど、その狂気はチェコ映画史上最高傑作という名声にふさわしい美しいショットに見事結実していた。

露わ…

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映像ピュアリストが観ても失望しない出来だと思うが、何より音響と切っても切り離せない総合芸術であることを実感させられる。突出というより、ここまで結実した作品を観ると(モノラル、モノクロでシネスコという…

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自然

自然の感想・評価

4.5

正直観てるうちにストーリーが良くわからなくなってきた(登場人物の関係性が把握しきれなかった)けど、そんなことはどうでも良くなり、
印象的なショットが沢山あって痺れた…
登場人物の顔をこんなに怖く撮れ…

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benno

bennoの感想・評価

4.8

とてもとても貴重な作品…。

映像不可能と言われた同名小説をフランチシェク・ヴラーチルが映画化。チェコ映画最高傑作と言われた作品が55年の時を経て日本初公開…。

ストーリーは大まかに13世紀のボヘ…

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pherim

pherimの感想・評価

4.3

十字架を掲げる王権と、異教の盗賊騎士一族の対立に巻き込まれ燃えあがる、小領主の娘マルケータの祈りと情愛。

なんだこの神的構図の横溢は。
耳朶えぐる音響と精神貫く言葉の奔流は。

中世ボヘミア描く1…

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ヨラ

ヨラの感想・評価

3.2
もっとカルトっぽいのを想像しちゃってた……大作です。いいとこもあるけど、全体的に期待しすぎてしまった
2度ほどある狼の群れのショットは凄いし、主観映像の使い方など好きだけれど、今観るとちょっと主題が古くも思える。
難解さと長さはさすがに疲れた。

弾圧前に花開いたチェコ・ヌーヴェルヴァーグ「黄金の60年代」の大作。

敷居はかなり高いけど(事前にあらすじ読むことをお勧めします)、166分、時代に後押しされた映画作家の才能と野心を堪能。

シネ…

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