【第1回国際図書館映画祭】
3本目にしてようやくカラーを手に入れたILFF。台湾ニューシネマからの刺客、『風櫃の少年』。
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この映画は1983年です。
日本はまだまだバブル景気に浮かれていた頃。
そういう時にこの映画は公開されなかったろうと思います。
今だからこそ、(私が観たのは映画祭ではありますが)開されて共感を得る…
スタイルはほぼ確立しているが、まだ固まってはいないので、わりと柔軟な感じ。ストーリーもシンプルなので、ホウ作品を一本も見たことがない人に一番薦めやすい作品かも。
映画館で見ていたモノクロ映画はヴィ…
今や台湾一の巨匠と言っても過言ではないホウ・シャオシェンが、自身の作品で最も誇れると公言したらしい作品と聞いて、どんなものかと思った映画をようやく見たが、なるほどそれも納得の傑作となっていた。
村…
傑作。ビビッドな青が印象的。窓枠の使い方が秀逸で、"カラーでワイドな画面"は笑えるし美しい。
有名な波打ち際でダンスするシーンがわりと序盤で出てきてびっくりしたが、物語が進み少年たちが成長した後にそ…
シャオシェンによる『若者のすべて』たる本作の、まだ何者でもない、どこにでもいる青年の、眩くはないが、それでもかけがえのない短く切ない青春の、その始まりと終わりを見つめる眼差しの、最後まで変わることの…
>>続きを読む傑作
少年たちの淡い夢が
都会に抹殺されていく
島には魚とそれにたかるハエしかいない
最終的にストリートでテープを叩き売り
道端の障害者達と同じ立場として
映し出される。
ハイカルチャーを求めていた…