菊とギロチンの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

「菊とギロチン」に投稿された感想・評価

Quietboy

Quietboyの感想・評価

3.8
女相撲の発祥地が私の地元なんです。
そんで、この映画が公開されるにあたって、女相撲絵巻が奉納されてる近所の神社にゼゼ監督と主演の木竜麻生さんがヒット祈願に来るよ!みんな来なよ!っていう回覧板が回ってきまして、
ド平日の昼間だったから行けなかったんですが、私の家の目と鼻の先にゼゼ監督が来てたんか…と思うとなんか見たくなってしまいました。

まぁ、私は女相撲自体はもちろん見たこと無いんですが、戦後ちょっと過ぎまで普通にやってたらしく、私の祖父は見たことあった旨の話をしてたんで、
女相撲自体はまあまあ身近な存在?で、興味もあったわけです。
初めての興行主が同じ町内出身ですからね。



で、見たんだけど、
暑苦しいんだよ!
今年の夏はただでさえ無駄に暑いんだよ!


だけど、何なんだろう、
この3時間以上も問いかけ続けられた、

「お前に何ができる?」

には、正直、今は何も返す言葉が見つからない。

強くなりたい?
世の中を変えたい?
誰かを守りたい?

いや〜、そんな大それたもの、疲れきった俺には何もないから不甲斐ないんだけど、

「この映画見てお前もやる気出せよ!」

みたいな説教じみた押し付けが不思議と感じられなかったのが良かった。

ただ、あーすげー。ってだけ。

だけどだけど、それだけで終わってくれる優しさ?
革命は誰しもが起こさなくてはならない義務でもなんでもないっていう、
そんな当たり前のことがちゃんと念頭にあったのが一番良かった。

木竜麻生さん、
あーいう鈍臭いけどまっすぐな女の子は、
この世界の片隅にのすずさん的でなんか既視感ある役だったけど、
これから期待っすね!
ekikawa

ekikawaの感想・評価

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パンフレットが1000円だけど、非常に読み応えのあるものに仕上がっていて、年間パンフランキングではトップ10内に入るでしょう。
蛇らい

蛇らいの感想・評価

4.0
上映時間が三時間以上あるうえ、重厚な内容なので、気持ちと体力に余裕があるときに見てほしい。

想像以上の青春群像劇だった。閉塞感に溢れ、徐々に戦争へ向かおうとする日本の若者たちの正に、「生きる様」が焼き付いて離れない。未熟でも本能的に強くなろうとする姿が人間臭く、観ていて血がたぎる思いだった。

画面に映し出される役者、ロケーション、美術、カメラワークどこをとってもかっこいい。安っぽさが皆無。終始、ギラギラとした質感が途切れず、映像に力強さがある。

女相撲とアナーキスト集団。世間からすれば、マイノリティど真ん中の双方が、いつの間にかシンクロし始め、もがき、苦しみ、一喜一憂する姿に、映画が秘めた力を感じずにはいられない一本。
自らの力で自分をそして世界を変えていこうとする若者の理想とエネルギーへの共感に満ちた作品。

大衆向けエンタメ映画の作り手であると勝手に決めつけていた瀬々監督のこれが勝負映画!なのかな、と思うと訳もなく愉快な気持ちになる。

ギロチン社の男たちは夢に生きるアナーキスト、女相撲に懸ける女たちは強く自由に生きることを切望するリアリスト。
この男と女が出会う。
彼らが生きた時代のなんと切なく悲しい事か。
私は胸打たれました。
しばらくはこの作品の事を思ってしまう、そんか青春群像映画でした。
アリサ

アリサの感想・評価

3.2
「どうせ希望なんてないなら、好き勝手やってやれ!」

結構見ていてつらいものがあった。女の人が必死に強くなろうとしている姿を見て、ああ私も強くなりたい。と思った。
東出〜〜〜〜!好きだ〜!と思った。
途中何回か意識が飛んでしまった、、無念、、
トモ

トモの感想・評価

3.7
率直に、長いです。長さを感じさせないドキドキ、ハラハラの連続!とかではありません。

女相撲 × ギロチン社。不勉強なものでどちらの知識はありませんでした。様々な格差で構成された世界は異様であり、リアルだった。
男、女、同性愛、日本人、沖縄の人、朝鮮の人、警察、元軍人、反政府、政治家 etc...

天皇陛下万歳と言ってみろ!!と圧をかけるシーンがあるんだけど、あのそれぞれのやり場のない気持ちをああ言葉にするの見ていてツライ場面だった。

平等、自由、求めるために、得るために行動をした人々の生き様としてはまあまあ面白かったかな。
大鳥涙

大鳥涙の感想・評価

4.0
監督の執念を感じる。逃げ場のない抑圧に対して、咆哮は武器になりうる。突破口は一切見えないが、兎に角戦って生きて行く弱者を、見事にスクリーンに焼き付けた。ちゃんこ鍋のような力強く旨味のある映画だった。
ネタバレにならない程度で記すと、タイトルの勢いが素晴らしいと思う。
「万引き家族」と対になるような、しかし共に社会の隅に生きる人間を丁寧に描いていた。
3時間強の時間を感じさせない内容。
ナレーションが私にとっては神の声。笑
3時間長という長尺だったけど、そんなに長く感じなかった。

勉強不足で大正時代の時代背景はぼんやりとしか理解していなかったのが悔やまれる。観終わった後に色々調べて納得するところが多々あった。

製作陣の熱量、役者の熱量が圧倒的だった。
nanabee

nanabeeの感想・評価

3.7
ちょっとした歴史の勉強しているような感覚、聞き取れない台詞もあるし意味がわからなかったりもしますが180分見入りました、相撲をしたい女達と理想を語り下手な実現の仕方を繰り返す男達。
ギロチン社はクズなのになぜか情けなくて可愛いく見える、かっこいいのは親方だけ相撲のシーンは観客含め本気が伝わりました。



水曜日に見ましたがお客さんは10人ほど、次に上映のカメラを止めるなはお客さんがたくさん待っていて菊とギロチンもぜひ見て〜と思いつつ帰りました。