道で寝ている1人の年老いた男性。繁華街の外れで彼らとすれ違う時、僕は意識的か無意識的かわからないが、彼らに視線を送るまいとこわばる。
奇異の目で彼らを見ようとしないように。決して行動に移さない同情…
モンキー男が出てくるところなど現実にはありえないことがあっても、問題はそのリアクションで、ここまでリアリティーのある作品も少ないのではないだろうか。
スウェーデンのような社会でも本当は醜い階級社会で…
東京国際映画祭で「プレイ」を観て以来、オストルンド監督の大ファンです。過去作と比べるとますます複雑性と技巧性を増して、傑作としか言えない。現実に接近した数々の暗喩によって、イヤになるくらい「あるある…
>>続きを読む昨年のパルムドール受賞作にして、『フレンチアルプスで起きたこと』のリューベン・オストルンド監督最新作。
2時間30分の長尺がほとんど気にならない、予想を遥かに上回る面白さだった!
今作は成熟した社…
素晴らしい。脱帽。この監督のユーモアのセンスは信頼できる。パースペクティブそのものを観るものに問う。驚いたのは会話する二人の後ろに積み重なった椅子ときしむその音。なんとも男をドキドキさせるピロートー…
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