この映画は、ハリウッドの巨額を投じたCGや大迫力の兵器を写した戦争映画ではありません。
しかし、それと同じ、或いはそれ以上に戦争の悲惨さを教えてくれます。それは実話を元にした作品だからだと思います。…
誰のことも忘れない。
最後の日本兵、小野田寛郎少尉の物語。
小野田少尉を演じるのは遠藤雄弥くんとツダカンさん(津田寛治さん)
30年にもおよぶ孤独な戦い。
こんなにまっすぐで正直な人がいたん…
ドラマは何度か観たことがありますが、本作はフランス映画で、映画で小野田さんが描かれるのは初めてなのだそうです。なぜ?ハードモード過ぎるのがずっと続く重たい映画だから?ドラマは子どもの頃に観たことがあ…
>>続きを読む終戦を知らされないまま1974年までフィリピン・ルバング島に潜伏し続けた小野田寛郎さんの物語。
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想像出来ないよね。ジャングルで独りで、ずっと戦争が続いてると思いながら生きていくことなんて。
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※点数制が好きじゃないのでどの作品も満点に設定してます。
一枚の絵画を観ているかのように作品を観ていた。
その絵は、何か概念やメッセージを伝えようとするでもないのに、観ているだけでその中にひきこ…
太平洋戦争終結を知らずフィリピンのジャングルに30年間潜伏し続けた小野田少尉の生き様を描く。フランス人スタッフと日本人キャストで制作した国際共同作品。原作は小野田氏が帰国した年にフランス人が本人に取…
>>続きを読む戦争が一人の人生をどれほど狂わせるかを痛感。ターミネーターのような執念とランボー並みのサバイバル力には驚かされるけど、現地への加害など美化できない部分もあります。忠誠と洗脳の狭間に生きた、戦争の深い…
>>続きを読む終戦を知らされないまま、30年近くも戦地で任務を遂行し続けた小野田寛郎。
実話を基にした作品なのだが、30年というあまりに長い年月に信じられない思いがした。
しかしそれだけ戦争が人の心に及ぼす影響は…
2021-10-09記。
終戦は1945年、アポロは1969年ぐらいは知っとかないと楽しめない。ラジオは演出?
これ欧米人や最近の若者に理解できるのかな。なぜあの状態で投降しないのか、すこし説明不足…
「必ず生き延びろ」という絶対命令。
小野田の生きぬく力がすごい。
どんな世界でも成功した男だ。
戦争はNoと思わせる痛み、孤独、不安の見事な映像。
必見!———鎌田實(医師・作家)
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