創作物に思えない謎のリアリティさがあった、登場人物皆が本当に存在していて生きているみたい。サクリファイスとは犠牲にする・身を捧げるという意味であって、文字通りそれが今作で伝えたい事だった。そして+救…
>>続きを読むキルケゴールは言った『絶望はまた別の意味で一層明確に死に至る病なのである』。
絶望が死へ導くのではなく、絶望は人を生ける屍にする。
現実を受け入れず逃避する可能性の絶望と、現実的選択肢の存在しな…
このレビューはネタバレを含みます
鑑賞記録
「惑星ソラリス」「鏡」「ストーカー」
「ノスタルジア」そしてこの
「サクリファイス」
いずれも叙情的な詩的映像で難解作品でした
「サクリファイス」は
あきらかに神への懇願と
代償としての…
「怖がらなくていい。死なんか存在しない。あるのは死の恐怖だけだ。」
老人の独白と会話。家と海辺の風景と木。これを重ね合わせただけなのになんでか成り立っちゃう。
いわゆる誰もが想像する"難解"で芸…
当人は世界を救ったつもりでも周りからみたら精神異常者…という感じでけっこう悲壮。それでも、たとえ理解されなくてもやらなければやらないことをやるし、誰かが継承して木を植えなきゃならんのだというタルコフ…
>>続きを読むセカイ系をタルコフスキーがやったら……という映画。
「俺が見に行くと毎回負けるから、見に行かない」と言って、球場に行かない野球ファンみたいな話というか。
主人公が自らを犠牲にしたことで核戦争がなくな…