時代性、という言葉で片付けてしまってよいものか、「わかりやすさ」の魔力にどっぷり浸かってしまった現代っ子ワタクシめにとって、こういう映画は中身を追うのに必死になってしまうのだが。。。
光と色彩の使い…
8割以上のカットが印象的でびっくりした。最初のシーンを記憶しとかないと後半何が起こったのかわからないのと、女優二人が徐々に美人じゃなくなってくる(←僕だけか・・・?)ところが難点・・・。
画で引っ張…
共産主義者ベルトリッチ監督のファシスト批判映画。
1938年のパリに、あんな高い所に電車走ってたのが一番びびった。
幼少期の経験や、元貴族の両親の堕落などから自分は普通に、真面目に生きようとするマル…
このレビューはネタバレを含みます
マルチェロは只ひたすらに正常であることを求め、それをファシズムの中に見出した。しかしそれが根底から覆され、自分の認識する過去もあやふやになった時、ただ肩を落とすしかなかった。レコードが奏でる陽気な音…
>>続きを読むすべてのカットが美しい、ほとんど完璧な映画。計算され尽くされた構図はカメラワークや動的なモチーフによっても全く破綻をきたさない、どころかその美しさを増加させる。まさしく「動く絵画」と呼ぶにふさわしい…
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