名優、名脇役が勢揃いの贅沢な作品で溜息もの…。作品自体も素晴らしく、157分なんて感じないほど引き込まれた。畑中少佐役の黒沢年男、佐々木大佐役の天本英世の鬼気迫る演技がとにかく凄い。周りなんて何も見…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
答えが出せずに会議が長引いていく様子や、事実(この映画で言うと敗戦という事実)を認められない内閣の人間たち、今もどこかで観る光景だなと思っていた。
様々な思惑が飛び交う24時間を描き切る。
あっとい…
半藤一利の著作によって知った終戦の裏側。三船敏郎の阿南惟幾を見るべく観賞。脚本、俳優陣、重厚感ある作品。
知られざる史実への興味と、並行して進む事態の緊迫度合に、あっという間の2時間半。閣僚会議や…
シン・ゴジラやエヴァの元ネタと聞いて観たら思ってた以上にそうだった。岡本喜八の映画としてはこれまたコミカル無しの異色作ではあるが、そのおかげで緊張感ぶっ通しの二時間半が続いて全く飽きない。濃い脚本の…
>>続きを読む昭和二十年八月十五日。
終戦から七十六年目。
あの日に終戦を迎えていなければ、
わたしもあなたもこの世に
いなかったかもしれない。
リメイク版を先に観ていましたが、
岡本喜八さんの世界観よ。
…
すごい。
緊迫感があり過ぎて作品である事を忘れるというか、ドキュメンタリータッチなのがめちゃくちゃ効いてる。。仲代さんのナレーションでギュッと全体が締まってる。良すぎ。
内容も分かりやすいし、も…
宮城事件を軸に、ポツダム宣言受諾から玉音放送までを描いた戦争映画。
題材と俳優の熱演ぶりが満点だと思う、撮影の華やかさには物足りないところがあるけれど。特に三船敏郎が演じた阿南惟畿の板挟み、苦悩には…
戦争を終わらせることの難しさを痛感した。玉音放送が全国に流れ終戦を迎えたという結果しか知らなかったが、終戦を迎えるにあたって様々な人の葛藤や苦しみをひしひしと感じた。よく軍部の愚かさなどと言われるが…
>>続きを読むポツダム宣言受諾を決断し、玉音放送までの激動の24時間を映画化したもの。
それまで戦争で負け知らずたった島国が敗戦を受け入れることは大変なことだっただろう。軍部の責任逃れにも見えるが、戦前の受諾を…