イギリスによるアイルランド統治の理不尽さをこれでもかという程に描き、自由は目前というところまで抗った先に生じる内戦はさらに重々しく描かれる。
愛国心のもと蜂起する人々の輝きが見える前半から一転、支…
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アイルランドの独立のため、命を賭した人びと。
英語で名前を言わなかったからと英軍に殺された17歳のミホール。
目の前で息子を殺されたその母。
クリスは母親は字が読めないからと、遺書の代わりに自分を埋…
アイルランド独立とその後の内戦という史実を描いているだけに、余計な会話や想像力駆使した市井の人々の生活ぶりなど、ゆるいエピソードは一切入れる余裕もなかったんだろうな、と思う位、全編暗く厳しい内容で、…
>>続きを読むアイルランド独立戦争。
がメインというよりは英国から100%の独立を認めていない曖昧な条約を突きつけられ最終的に始まった空しい内戦が大軸かな。
本当にどうしようもなく空しい。。
自由国軍、共和派どち…
愛国者の話だ。どうすれば良かったのか、何が正しかったのか、どちらかが悪いのか、どうかすることができたのか。やりきれない。
印象に残ったシーンはいくつかある。最後、映画、拷問、裁判。それらから私は今、…
「こんなもんか」と舐めてた前半、後半からやっとテーマが浮き彫りになってきて「これがやりたかったんか!」と興奮。結果観てよかったです。
前半の「始まりから休戦」は良くも悪くも普通。確かに、徹底的に自…
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「I tried not to get into this war, and did, now I try to get out, and can't」
仲間を殺した敵の兵士を名前で呼ぶ。変な感覚…
暴力と抑圧に塗れた植民地から抜け出そうと戦っているのに、個々の信念が暴力の連鎖によって仲間や家族まで殺してしまう恐ろしさがストレートに描かれている。
ひたすら暴力的なシーンの連続なので、IRAの事や…