リンドグレーンの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「リンドグレーン」に投稿された感想・評価

さうす

さうすの感想・評価

3.0

愛されたかったし
愛したかったし
それでも保って進んでて
いつの間にか芯を手に入れた
だから人に届くような作品を
作れたんだろうなと思った。

365本目 WOWOW
みんと

みんとの感想・評価

3.6
北欧産、しかもこのジャケ、絶対好きな作品と疑わずに観始めるも、正直ハマり切れずちょっと残念。

『長くつ下のピッピ』をはじめ数々の名作児童文学を生んだスウェーデンの作家アストリッド・リンドグレーンの若き日を描いた今作。

映像美も雰囲気も何より主演アルバ・オーガストの木村カエラ感と尋常じゃない透明感は引き込み要素。
ただ、若さ故の過ち?ながら腑に落ちない諸々は概ね編集長の都合の良さ。閉鎖的な村で子供を宿す事、産み育てる事の困難は理解できる。リンドグレーンの身を切られる思いにも苦悩にも大きく寄り添える。

けれど父母の対応、そして気持ちの変化も何処かしっくり来ないと言うか響き辛かったなぁ…

そもそもリンドグレーン自身に対する知識の無さがマイナスとなったのか?或いは実話に忠実過ぎたのか?雰囲気はとても好きだけど描き方としては物足りなさが残るところ。
これは男性と女性で印象が違うかもなぁ。

天真爛漫で強い女性像として描いているようで、自分の思い通りにいかないとムキー!となる我儘な女性にも感じます。

映画で描かれていなかったけど、アストリッドの二人目の夫のストゥーレ・リンドグレーンも既婚者だったらしいです。
職場の上司と二度も不倫をし、それぞれの子供をもうけているんですね。
それをどう捉えるか。

作品としては面白かったです。
nago19

nago19の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ピッピは読んだ。映画も。ロッタちゃんは子どもと読んだ。他はあまり知らない。
作品と繋がるのは元々の空想好きそうな性格とかスウェーデンの自然とかの感じがする。時代的に不倫の末の妊娠は厳しいことだったろう。純粋すぎるのかあそこでなんで結婚しない?子どもがママと認めてなくてもなんで連れて帰らない?と疑問の方が大きく。リンドグレーンさんにもおぉ、こういう態度かとちょっとびっくり。そんな子どものようなちょっと変わった感じが世界中で愛される作品を生み出したんだね←まとめたw
ギャス

ギャスの感想・評価

3.3
原題はアストリッド。リンドグレーンではなく。
そこが肝心なのだが、内容と反するようなタイトルが邦題になってしまっていて残念。

昨今自由で強い女の子が主人公であることが話題の児童文学の名作「長靴下のピッピ」。愛読書だったので、その作者がどのような人物だったのかには興味があった。

元々あった力強い情熱、女性として生きる抑圧や子どもに対する愛情、独立心など物語の背景となるような彼女の半生が描かれていたが、あの長靴下のピッピの明るさはあまり感じられなかったのが意外だった。

ネタバレ
リンドグレーンは結婚後の姓であり、この映画の中で今後の良き伴侶として相手は登場はするが結婚は描かれないため、邦題はほとんど意味がない。
女性を軽視する傾向のある相手との結婚を、彼との子どもがいながらも拒否したことは重要なエピソードのひとつとして描かれており、彼女が自分自身であることに意味があるはずのアストリッドという原題はやはり尊重すべきだったのではないか。
少しでも知名度のある姓の方を使いたい気持ちはわからなくはないが、やはりそこにこだわりが欲しかった。

あの溢れるような情熱は、実は抑圧を強要するような母親ゆずりだったのかも、と思えたのは、教会に行く際私生児である孫をがっしり抱えて胸を張って家族の先頭を行く彼女をラストに見た時だった。
親と和解ののち、更に幸せな結婚もしたのだなと思うと、その後のピッピの自由で明るい物語にも納得が。
原題はアストリッド。「長くつ下のピッピ」などの作者がまだリンドグレーン以前の、作家になる前のお話。国民的人気作家として子供に慕われる現代をブックエンド形式に、波乱万丈で苦労した若い頃が描かれる。
保守的な田舎の大家族の中で、自由活発に振る舞う十代のアストリッド。やんちゃで溌剌としてちょっと変わった女の子が、新聞社に勤め始めたのを機にどんどんその自由と若さを失っていくのが辛い。不倫、妊娠、出産、シングルマザーの抑圧、子供との関係…「流産の痛みは女も男も同じ」と言い切ったアストリッドが、皮肉にも子供に関する全てを女だけで背負うことになる。叫びたいときに思い切り叫び、ダンスパーティで1人ムチャクチャに踊りまくるのが最高に気持ちよかったアストリッドは、もういない。色々経た後のパーティでは踊りながらよろめいて倒れてしまう。創作や文才の片鱗を見せはするものの、とてもそれどころじゃなかった。
映画はそんな苦難と同調して、スウェーデンの冬を背景に光は僅かしか差さず暗く沈んだ風景が続くのだが、ようやく暖かい光に包まれた春で終わる。女性であるために自由を押し潰されてしまった闇が、後に訪れる光とのコントラストを強調する。
アストリッド演じたアルバ・オーガストの素朴で力強い佇まいが良かったし、子役の演技と思えない演技が凄かった。けど、子供心を失った彼女が作家として子供心を取り戻せたのか、或いは次世代の子供たちに託したのか、作品との繋がりは掘り下げられずに終わってしまう。年老いたリンドグレーンの肖像をぼかしたせいで、その後の人生が彼女にとってどんなものだったのか想像できなかったのはちょっと不親切。
Haruki

Harukiの感想・評価

4.1
日本でも人気の高いスウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーン。

彼女の若い時代を丁寧に描き、リスペクトを持って彼女のルーツを浮き彫りにする。

保守的で敬虔な土地に住みながら、奔放で自由を求めた彼女。
守株されている伝統や価値観に疑問を持ち、自分の世界を広げようとする。

辛い経験をしながら、懸命に生きた彼女だからこそ生きるということを大切にした作品を残せたのかもしれない。
K

Kの感想・評価

3.2
アストリッド・リンドグレーンの本を読んでいないからか、深みこそ感じ取れなかったけど、自由奔放な女性の物語を退屈せずに最後まで観られた。

察するに、苦労した人の言葉は総じて強くて優しい。

機会があれば本を読んでみたい。
rage30

rage30の感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

児童文学作家アストリッド・リンドグレーンの半生を描いた、伝記映画。

幼少期から男女平等を訴えたり、ダンスパーティーで1人で踊り狂ったりと、なかなか先進的な感覚を見せてくれる、主人公アストリッド。
恋愛も自分から積極的にアピールするなど、その主体的な生き方に好感を抱く人は多いのではないでしょうか。

ただ、潔い性格のあまり、諦めが良すぎるのは玉に瑕な部分でして…。
夫と気持ちのズレを感じただけで別れてしまったり、子供が懐かないだけで距離を取ってしまったり。
もうちょっと努力して粘っても、良かったと思うんですけどね。

結局、子供は引き取る事になるわけですが、子供の為に実家を飛び出る事で「子供を全肯定出来ないダメな両親」を否定し、乗り越えるところは良かったし、子供と絆を結び直すのも良かった。
「そして母になる」と言いますか、産んだからといって自動的に母親になれるものでもないのでしょう。

私自身はリンドグレーンの作品を1つも読んだ事はなかったのですが、単純に1人の女性の成長物語として楽しめました。
作品を知っている人なら、より楽しめると思いますし、フェミニズム映画としても見れる作品です。
みっち

みっちの感想・評価

4.2
これまたとてもあったかい作品。物語を紡ぐ人のなにが好きかって、ホンモノの愛を知っている気がするから好きなんです。想像の中に楽しみを見つけてそれに浸る。それができる人が私には輝いて見える。
そしてあのダンスのシーンがほんとすき。とにかく自由で思うままに踊る。