リンドグレーンの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「リンドグレーン」に投稿された感想・評価

Ken

Kenの感想・評価

3.3
スウェーデンのお話でした。

雪が降っていました。本物の雪だと思います。

なかなか共感しづらい主人公で、自分勝手に映りました。しかし、仕事が出来、職場で男性からアプローチを受けます。

どんな精神性の持ち主でも、仕事が出来たりすると、チャラになったりするのかしら?と思いました。

児童文学の話が全く出てこなかったのでその辺りを見たいと思いました。
まちこ

まちこの感想・評価

4.1
同じくらいの歳でも経験でかなり違う人生になるんだな〜
私は大して辛いこともないけど、その分成長は少しずつで。痛みを味わうのは辛いのだろうけど人を成長させるな〜
なんて痛みを知らない私が言ってはいけないネ🤫

彼女の作品をみたくなる!
フォルツァで見れてよかった

いい思い出になったのでスコアは5.0
papanda

papandaの感想・評価

3.8
著名な女性作家の人生を綴るというので、「若草物語」的なものを想像していたが、全く違った。周りの価値観に抗いながら、迷い、戸惑い、悲しみ、それでも力強く生きていく姿は、当時の女性の置かれていた社会的位置から考えても相当風当たりが強かったんだろうなと思われる。シングルマザーになった娘を恥じらいながらも愛おしむ両親が、なんか切ないと思った。高畑勲さんや宮崎駿さんを魅了した「長靴下のピッピ」、読んでみたい。
長靴下のピッピやロッタちゃんシリーズの作者の物語。
いろんな経験の中からあの素敵なお話が生まれたんだと知る事ができました。
kakko

kakkoの感想・評価

4.3
溢れる生命力と暗闇からの再生(@岩波ホール)

 『やかまし村の子どもたち』『長靴下のピッピ』など、みずみずしい子どもたちの生命力を生き生きとした物語に紡いだアストリッド・リンドグレーン。映画「やかまし村の子どもたち」シリーズのビデオなんてウチでは何度見たことだろう。
 そのリンドグレーンが、"リンドグレーン"になるまでを描いた映画だ。

 アストリッドの、地の底から湧き上がるようなエネルギーは、子ども時代に豊かな自然に囲まれて心ゆくまで遊び、思い切り深呼吸しながら育まれたものに違いない。そしてまた、自らの子どもからもらった"生きる力"でもある。
暗闇を通り抜けたからこその再生の物語。

 アストリッドを演じた女優は、繊細さと野生を兼ね備えて魅力的。今にも弾けそうな採れたての果実のよう。
 北欧のキーンと透き通った空気、土の香、沈黙の森、雪の色が匂ってくるような映像が美しい。

このレビューはネタバレを含みます

子どもが風邪をひいてる時にお話を聞かせているシーンに涙です…。
ずん

ずんの感想・評価

3.7
どんな時も自分を包み隠さずさらけ出すリンドグレーン

母親はそんな娘を恥じらい、父親は仕事を与えた

既婚の上司と恋愛関係に 妊娠 シングルマザー

周りに知られないように子育てをし、施設に預けながら仕事をする日々は息が詰まりそうだった

あまり笑わない厳しそうな母親から女性が生きづらい時代を感じた
人工的な光を使わずに撮られている様で、当時の時代背景が上手く表現されていた
ヨーク

ヨークの感想・評価

4.2
お恥ずかしながら俺は『リンドグレーン』というタイトルを目にしたときは何もピンときていなかったのだけれど本作の予告編を見てあの『長くつ下のピッピ』の作者であるアストリッド・リンドグレーンの伝記映画だと知り即映画館へと足を運びました。俺が『長くつ下のピッピ』を初めて読んだのは20歳を超えたくらいの頃で、なぜこれを子供時代に読まなかったのかと後悔したものでした。後に高畑勲、宮崎駿、小田部羊一がアニメ化に奔走していたと聞いたけれどそのバージョンも観てみたかったなぁと思います。まぁピッピの話はいいからこの映画の感想を書こう。
そんなわけで俺はアストリッド・リンドグレーンの作品は知っていたが彼女自身のことはろくに知らなかった。なので本作はちょうどよくて教養的な意味でも観ておくかという感じだったんですが、正直に言うと映画自体は結構最後の方まであんまり気持ちが乗らなかった。別につまらないわけではないが、なんかとっ散らかってる感じがしたのだ。映画は冒頭、晩年であろうと思われる老アストリッドの姿から始まる。彼女が読者である子供たちのファンレターを開封して拙い感想や子供らしいファンアートを眺めるシーンから始まるのだ。そこから一気にシーンはアストリッドの少女時代へと遡り彼女の半生が語られ始める。なので俺はずっと作家アストリッド・リンドグレーンが誕生してサクセスする過程を描く映画だと思っていたのだ。よくあるじゃないですか、あのヒット作が生まれた裏にこんなエピソードが! みたいなやつ。それで一度は成功して、でも調子に乗って凋落して、そこからまた再起する、みたいなやつ。ミュージシャンの伝記映画なんかだとそういう構成は鉄板になっている気がする。
だけど本作は違ったんですよね。妄想好きで文章を書くのが大好きなアストリッド少女は縁あって新聞社で助手として働くようになるんだけどそこの雇い主とただならぬ関係になってしまう。厄介なのはその雇い主は現在まだ離婚の調停中で独身ではなかったこと。その関係がこじれたままアストリッドは今でいうシンママになってしまうわけですよ。雇い主は「早く離婚をして君と一緒に暮らしたい」とか言うけど口だけで全然関係が前に進まない。さらにアストリッドはおそらく厳格なカトリック教区の人間でシングルマザーが認められないから子供は外国(ベルギー)の施設に一時的に里子に出すような事態となり、自分の子に会いたくても会えないという状況に陥るのですね。実の両親も教区や村のしきたりに従順でシングルマザーとして生きていくアストリッドに対してはあまり協力してくれない。子連れで田舎に出戻った女性が世間体を気にする親からも疎まれるなんてのは現代でもよくあることだとは思いますが。
そういった悩ましい状況から生まれるあれやこれやが本作の上映時間の大半を占めていて作家のサクセスストーリー的な部分はまったくないんですよね。著名な児童文学家の物語を見せたいのか女性の自立的な物語を見せたいのか田舎の狭い共同体の中で保守とリベラルに揺れる家族の絆を見せたいのか、それともメロドラマでも見せたいのか、その辺がどっちつかずで視点が定まらないままなのでいまいち気分が乗らずに観ていたんですよ。
でもそれは俺が間違ってた。アホだった。全然映画を観れてなかった。
ネタバレ配慮で詳しくは書きませんが映画の最後の方でアストリッドが子供に物語を語るシーンがあるんですよ。もうそこでボロ泣きしたね。そのシーンで俺がとっ散らかっていると思っていた本作の要素が全部つながった。見事と言う他ない。
本作が本当に描きたかったものはきっと、物語が生まれる瞬間、なのだと思う。むずがる子供を寝かしつけるために即興で創られる物語。ただ、それは即興だけれど彼女がかつて見たものや聴いたものや感じたことの延長線上にあるのだ。逆にいうと真に価値ある物語はそこからしか生まれ得ないとも言えるだろう。好きな絵本や小説や映画や漫画なんかの真似をして描くのもいいけれど、自分の人生から沁み出してきたものでないと語り得ないものは間違いなくあると思う。本作でいうならば少女時代から描かれた一人の主人公がやがて大人の女性となり自分の子供に、他の誰にも語ることのできない物語を聞かせた、ということがもっとも大事なことなのだと思う。ぶっちゃけてしまうとその女性が後に偉大で著名な作家になったかどうかなんてどうでもいいのだ。物語が生まれるその瞬間と、その物語を他人と共有することができると思わせるに足る説得力のあるシーンが、もうダメですね。ボロ泣きする。
あなたにしか語り得ない物語があるということ。その物語が生まれる瞬間を切り取ることに成功したのが『リンドグレーン』という映画なのだと思う。だからとっ散らかっていていいんですよ。とっ散らかっていない人生を生きている人なんていないんだもん。さらに言えば上記したように本作は、老アストリッドが受け取ったファンレターに目を通すシーンから始まるのですが、それってかつてのアストリッドからの手紙ですよね。まだ物語を持たない子供たちからの手紙。そしてそんな子供たちにアストリッドは自分だけの物語を持つきっかけとなる作品を与えたわけですよ。なんと素晴らしい構成の映画なのだろうと思う。どこがとっ散らかってんだよ、アホか俺は。めっちゃ強固な脚本じゃないか。
とりあえず彼女の著作は読み返さねばなと思いましたよ。いい映画でした。素晴らしい。
でもメインテーマじゃなくてとっ散らかってると思いながら観ていたシンママの細うで繫盛記的な部分もそれはそれで面白かったですよ。
KAKO

KAKOの感想・評価

2.5
最終的に、ハッピーエンドな人生だとしてもやっぱりタイミングってものがあるなって思った。
タイミングがずれると、享受できるはずだった幸せに遠回りして、もっと困難な道を通らなければいけないんだなって感じた。