リンドグレーンの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

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「リンドグレーン」に投稿された感想・評価

tarupon

taruponの感想・評価

4.6
自分が小学校の頃、大好きで、何度読んだかわからないほどだったのが「やかまし村」シリーズ
子どもと一緒に、ロッタちゃんもいっぱい楽しみました。
(なぜか、ピッピは、苦手で読めなかったのだけど・・・)

作者アストリッド・リンドグレーンの16歳~22歳の一番苦しかった時代を描いた作品です。
1920年代(ちょうど、第一次世界大戦と第二次世界大戦の間の時期)
溢れるばかりの好奇心とエネルギーと才能を持った少女が、自分の進む道を探し、恋に落ち、予期せぬ妊娠、出産。英語題名の「becoming Astrid」の通り、いかに子どもの心に寄り添い、子どもが共感する世界を描く作家Astridが出来上がったのかが描かれる。





以下、ネタバレあるので、下げますね





とにかく、途中からは涙が流れ続けて、とまらない。
マリーのもとで子どもを産むところ、クリスマスに出産したことを取り繕うために子どもを置いて故郷に帰らなければならないけれど、母乳を無理にとめ涙ながらに我が子と別れる場面。故郷の教会で赤ちゃんの泣き声に母乳があふれだしブラウスに沁みる。頑張ってようやく里親のもとから引き取れる状態を整えたけれど、息子にとっては里親のマリーがママで自分は他人に過ぎないことを悟るところ。マリーの病気がきっかけで、ようやくひきとったけれど「ママのところに行きたい」と泣かれるし、そもそも息子はデンマーク語しか話せない(似ている言葉だから意思疎通は何とかできるけれど)百日咳で寝付けない息子に自分が作ったお話を聞かせて、それがきっかけで心が通じ合っていき、初めて「ママと一緒に寝てもいい?」と言って息子がベッドにもぐりこんでくるところ、そして田舎の家族からようやく受け入れられるところ・・・

アストリッドは、自分の欲するものを1つ1つ勝ち得ていくけれど、その道は本当に茨の道で、迷いもするし弱気にもなる。
そこにある自分らしく生きたい気持ち、そして子どもに対する愛情に共感する。

そして、私的に一番衝撃的だったのは、息子の名前がラッセだったこと。
やかまし村の、いちばんやんちゃなお兄ちゃんがラッセ。
あぁ、ラッセだったんだってなんかストンと腑に落ちた気がして涙が溢れてきた。もちろん、本当の息子さんと同じキャラだとは思わないけれど・・・・・・それでも、やかまし村のラッセは、6人の子ども達の中でもひときわ魅力的。好奇心にあふれ、いろいろ新しいことをやってみたいし、意地っ張りな面もあるし、一番の兄貴分だからリーダーシップがある 決して優等生でも何でもないけれど、生き生きと生きている
ラッセという名前を通して、アストリッドの愛を受け取った気がした。

冒頭、ラストに晩年のアストリッドが子ども達からもらったファンレターを読むシーンが描かれるのだが、彼女自身も子どもの頃を忘れないようなエネルギーに満ち溢れていたし(ダンスの場面はステキ!)、ラッセとのああいった絆があったからこそ、魅力的な物語が生まれたのだろうなと思った。

アストリッド役のアルバ・アウグストがとてもよかった。
ラッセ役の子も可愛かった。
カロ

カロの感想・評価

4.0
子供の頃から大好きなリンドグレーンの彼女自身のお話。

この映画で描かれた内容をごく最近知り、彼女の作風や活動とかけ離れている気がして違和感があったけれど、この映画のおかげで全て納得できました。

そして彼女の弱さも強さも知れて、より好きになりました。

ラストは子供達からの手紙が読み上げられる中、子供の時の彼女への気持ちを私は伝えられなかったけど、彼女は分かっていてくれたんじゃないかと感じられて何故か涙が出て止まりませんでした。
miyu

miyuの感想・評価

4.0
『長くつ下のピッピ』などで有名なアストリッド リンドグレーンは、スウェーデンの児童文学作家ですが…
彼女が作家になるまでの 波乱万丈な人生の一部が描かれています。。。

彼女の児童文学の みなもとになったのかもしれない若き日の彼女の生き方…
子どもへの 深い愛…

正直…
子どもを虐待する親には、こんな映画や
『きみはいい子』みたいな映画を見せて
情操教育を施してほしい…って思ってしまった。。。



【ネタバレ】













スウェーデンの片田舎で、極めて保守的な倫理感がある村で、彼女は閉塞感を感じて生きていたが、文才を認めてられて、地方の新聞社で働きはじめるんです…
そこで、奥さんと離婚話をしている編集長と、良い感じになり、妊娠…😱

未婚のムスメのお腹が大きくなる…
って事は、保守的な田舎町では、もぅ大問題!!
編集長(お腹の子の父親)のはからいで、ストックホルムで 秘書の資格をとることになり…
田舎町をあとにする主人公…←田舎町には住んでられなくて…
←また、夫婦間においては、姦通罪がある時代みたいで💦主人公の相手(編集長)は姦通罪で訴えられたり…

結局
お腹の子の父親も、なかなか 離婚が成立せず…
1人で出産し、子どもを デンマークの里親に預ける事になるんです💧

この出産を経験して、彼女は、自分の子どもに、深い 深い愛を感じるんです。。。

なかなか 離婚が成立しない彼よりも
自分がお腹を痛めて産んだ子どもの側にいたくてたまらなくなるんです!!←この辺りの気持ち…
凄く よくわかりました。。。

でも 我が子は、すっかり 里親になついてしまってる…

もぅ、ホントに めちゃめちゃ ドラマ性の高い話で 我が子も 結婚も諦めて ドヨーンと暗くなっていたら 手紙がきて、里親の彼女が
病気になり、子どもをひきとる事になります!
 
その事によって…
彼女には子どもとの人生がはじまり…
創作の才能の片鱗を覗かせ…
未来のハズにも出会い…
田舎町の家族は、彼女の子どもを受け入れ…
怒涛の展開…

握ってきた小さい手を ギュッと握り返してあげたい…
そんな気持ちに 包まれるワタシでした✨

☆☆☆☆☆
彼女の踊り 素敵でした✨
いきなり 激しく 踊るからね

ダンスに弱いワタシ
ダンスを見ると 評価が プラスされる💃
☆☆☆☆☆
simpsons

simpsonsの感想・評価

4.0
アストリッドの人生が知れて良かった。
自由奔放でとても素敵な人。
息子に母親として受け入れてもらえない悲しさがグサグサ伝わってきて辛かった。
でも最後、家族と和解できて良かった!
主人公が、結果、幸せになれてよかったなぁ
編集長は最後の最後まで最低な人だったけど、お母さんになった主人公は強い
絵本読みたいな✨
norisuke

norisukeの感想・評価

3.5
子どもの頃に大好きだった作家なので、大人になって、伝記を読んだ。10代でシングルマザーになり、当時は世間の偏見も強く、かなり大変だったということが印象に残っていた。

映画では、その当時のことが描かれている。既成概念に囚われない、瑞々しい感性を持つ少女が、思いがけず母となり、奮闘する姿が胸を打つ。そんな彼女に、差しのべられる支援の手の暖かさも伝わってきて、沁みた。

主演の女優がとても魅力的。
アストリッドは本当に強い女性だった。1人で知らない土地で出産し、クズ男を捨て、自立し、家族とも和解出来て、ちゃんと我が子の母親になれた。私もこうありたい。
manomi

manomiの感想・評価

4.0
人生のたった10年の切り取り。いまの北欧からは想像できないくらい保守的で生きづらそうでショック。そんな中でもアストリッドの父親の愛と責任感の深みがすごい...よい...
マサ

マサの感想・評価

3.0
若い頃の過ちで人生が大きく左右されるリンドグレーンを描く。生まれてからすぐ離ればなれになった息子への想いが綴られる。息子との時間を取り戻すためにより遊び、子供と同感覚の感性を持ち続けたのかな。長くつ下のピッピの生まれた経緯なども見たかった!濃厚なヒューマンドラマ!!
S

Sの感想・評価

4.8
『長くつ下のピッピ』の作者、アストリッド・リンドグレーンの人生の一端を観た。

薄暗い部屋で眠れないラッセにおはなしを聞かせてあげるシーンがあまりに優しくて、温かくて、愛おしくて、
ハンカチがびしょびしょになるくらい泣いた。
色彩は鮮やかとは言い難く、静かに物語は流れていくのに、ここまで感情が揺さぶられるとは思わなかった。
終始、アストリッドの人生を追体験しているみたいな感覚だった。