アウシュヴィッツ・レポートの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「アウシュヴィッツ・レポート」に投稿された感想・評価

歴史を少しでも知る機会になれば、と映画館に足を運びました。
重くて苦しい場面が多く、ずっと胸が締め付けられるような思いが続きます。ふと静かな場面で気持ちが落ち着いた時、頭に浮かぶのは「たまたまあの境遇に生まれなかった自分は幸運かもしれない」という考えでした。

でも、この映画が作られた目的は恐らく、「悲惨な歴史を伝える」ことだけではないことに最後に気付かされます。
時代も人種も生きる場所も違うけれど、今を生きる私たちが目を向けるべきことがさ強く訴えられ、その訴えが心にずっと残るような作品でした。
命をかけてもたらされた事実を数年黙殺した当時の連合国、カタチを変え、すでに死に体の日本への原爆投下も然り。産業革命以降、世界は常に白人の大国の意向で物事が決められる。出来うるなら黙殺された過程にもっと迫っても面白かった。エンディングに重ねられた現実の様々な主張がリアルでした
みんと

みんとの感想・評価

4.0
のっけから目を疑うような衝撃映像。

スコアが1.0にも5.0にもなるこのタイプの作品。エイヤッと思い切らないと観れない類でもあるので、随分と遠のいてた。
『ヒトラーに盗られたうさぎ』の流れで今しかない!と久々に覚悟して臨んだ。

アウシュヴィッツ強制収容所から脱走した2人のスロバキア系ユダヤ人。彼らが収容所の実態を語った報告書が12万人の命を救ったと言う実話。

寒さ、臭い、緊迫感、残虐性…が置き去りカメラの映像、天地逆転映像を絡め異常な光景として生々しく映し出されて行く。
一時たりとも力を抜けない、容赦ない映像には全く温かみは無い。通して冷静な視点で淡々と、ヒリヒリと肌を刺すような感覚だけが残る。

日々積み重なる死者数を思うと一刻の猶予もない。日にちを刻んでゆく演出が緊迫感さえ煽り、明日に先延ばしする事の意味合いや1日の重みがこれ程までに強く感じられた事はなかった。

脱走の罪は連帯責任とされる。仲間達への凄惨な仕打ちをはじめ『異端の鳥』を彷彿とさせるあのシーンには言葉がない。あまりの異様さに震えた。もはや善悪も理性も、何一つ理解の及ばない境地に至る事態がこの世に確かに存在する事を突きつけられる。

とんでもないエンタメ性を持たせて描く以上に心を突き刺す“実話”の力。まさにその類の作品だった。

エンドロールで流される複数の演説の切り取りによって、更なるメッセージを投げかけられ完結する今作に、監督の意気込みすら感じられる。構成の秀逸さ、飾り立てない真実味、そして肌感覚としても感じられるメッセージ性…

忘れる事こそが同じ過ちを繰り返す悪である事を肝に銘じ、目を背けたくなる歴史だからこそ折に触れ観なければ!と改めて思わされる作品だった。
観てよかった。
スロバキア目線のホロコースト映画で、アウシュビッツ第二収容所で行われていた真実を外に持ち出す話。メインの2人だけでなく様々な人に焦点を当てていてよかった。
エンドロールはナチ思想は悪ということを言いたかったんだろうが、極端であまり好きではなかった。
えりり

えりりの感想・評価

3.0
1番ぞっとしたのは、エンドロールだったかも。

『過去を忘れるものは、過ちを繰り返す』

冒頭のことばの重さを実感した。
kei188

kei188の感想・評価

1.6
アウシュビッツから逃亡したスロバキア在住のユダヤ人の2人の話。
こういうメッセージ性の強い映画を批判するのは勇気がいります。
アウシュビッツの知識もさほどないし、そこから逃亡した人々もいたのは知っています。こ

逃げおおせた2人はドイツが隠していたアウシュビッツの実情を世に広めて、連合国軍に収容所を攻撃させたかった。ナチスに抵抗することなく殺されるくらいなら、犠牲者がでても、施設まるごと破壊してほしい、という思い。逃げおおせた地で赤十字の関係者にそう訴えるも、聞き入れてはもらえない。ドイツはユダヤ人を人道的に扱っていると嘘をついていたから。そこをストーリー的には追ってほしかった。
ストーリーの大半はこの2人がいかにアウシュビッツから命からがら逃げだしたか、というもの。後半の彼らがアウシュビッツで経験したことを世に広め、ナチスへ復讐を図りたいという思いへの扱いが軽い。

この2人がまとめたレポートが評価されたのは、彼らが逃げおおせたはるか後のこと。その間にも貴重な命がゴミを処理するかのごとく、無下に奪われてしまった。そこにフォーカスしてほしかった。この2人の逃亡劇に重きがおかれていて、パニックムービーのよう。言いたいことも伝わってこない。

「過去を忘れる者は必ず同じ過ちを繰り返す」
スペイン生まれのアメリカ人の哲学者の言葉。

「安らかに眠って下さい。過ちは繰返しませぬから」
広島平和都市記念碑(原爆死没者慰霊碑)。

2021年劇場ー73本目
ホロコーストやナチスの収容所を題材にした作品は今までいくつか観てきたけれど、結論から言うとこれはあまり好きな作品ではなかった。

主人公達はどういう経緯で脱出を試みたのか、なぜあの2人だったのか、など細かい部分が描かれていなかったし、いまいち緊張感も伝わって来なかった。

あと変なアングルのカメラワークが見づらかった。
犬

犬の感想・評価

3.3
左右

第2次世界大戦中の1944年、ユダヤ人が収監されたアウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所で、殺害される人々の遺体記録係をしているスロバキア人のアルフレートは、ナチスドイツによる残虐な行為の証拠を持ち出し、有力者に届けるために脱走を企てるが……

アウシュビッツ強制収容所を脱走した2人の若いスロバキア系ユダヤ人のレポートによって、12万人のユダヤ人の命が救われた実話を映画化した人間ドラマ

スゴい話

衝撃
そのレポートは真実なのか

過酷
そして痛い

描写がなかなか
いろいろ知れる

終始、緊迫感もありました

このレビューはネタバレを含みます

アウシュヴィッツ収容所の過酷な実態を外部に伝えるため命がけの脱走をした2人の実話。

2人を守る9号棟の囚人達が寒いし辛すぎ🥲

大事な事は これを知った今 何をするかだと歴史を忘れるものはまた同じ過ちを繰り返すってのが印象に残った。
実話。タイトルからして覚悟して観なくてはと思う。ホロコーストの映画は多かれ少なかれ目を覆いたくなるようなシーンはあるし、アウシュヴィッツ収容所を描いてるとなればそのシーンは特に恐ろしいだろう。4か国合作、94分という短さが気になった、この尺でどう描いていくのかなと。実際、始まったらいきなり計画の実行。その計画自体が分からない上に、登場人物の説明がないから、こちらが感情移入が出来ないで進んでいく。観ているうちに分かるよ的な展開はホロコーストの実話を描くにはどうだろう?淡々と進んで行くのを淡々と観ることになる。
カメラは時に下から逆さまに、まあこれは実際にそう見えるから分かるし直視が辛いから効果的だった。でも逃走シーンでは斜めやら横やらグルっと回るやらのカメラが、臨場感をアップさせながらもこちらは酔ってしまった。これに似たことがあったなあと思い出したら『サウルの息子』だった。偶然にも同じアウシュヴィッツを描いた作品だった。重くやるせない映画だったが。
94分に全容を入れるとなると確かに押せ押せになるが、どこの部分を重点的に描くかというチョイスが私には疑問を感じた。レポート後は僅かな描写でテロップで説明することになる。結局はアウシュヴィッツでの残虐なナチスの行為に一番尺を使い恐ろしいシーンが目に焼き付いて残るということになるが、それが良かったとは思えなかった。残酷と言うより異常で胸が悪くなるシーン、1人の恐ろしいナチスの姿を何度も描くのは必要だろうか?ドキュメンタリーではない以上は、せっかく好演している主人公2人に焦点を当ててもっと彼らを知りたかったという想いがある。
更にエンドクレジットにはこれはどうしても言いたかったことなのだろうが、このアウシュヴィッツの出来事と肩を並べるにはあまりにもスケールが違う、という違和感を感じてしまった。
こういう実話で残酷な歴史を描く映画を批判するのは情的にし辛い(してるけど😅)ホロコーストでは『シンドラーのリスト』や『ライフ・イズ・ビューティフル』『サラの鍵』など傑作がたくさんあるし、比べるわけではないが、もっと感情を震わせる演出があっても良かったかなと。
12万人のユダヤ人が救われた、という意味がそういうことだったとは!
まだ観てないホロコースト関連の映画を観てみたい。

※おやつはローソンの新しいスイーツ『台湾カステラ』カステラはふわふわで美味しかったがクリームがイマイチ。洋梨の紅茶と。
※夕飯はラザニア。寒くなって来ると作る料理。ミートソースとホワイトソースはたくさん作って冷凍しておく。交互に重ねてチーズたっぷり。ブロッコリーのサラダ、コンソメスープ。パンはフォカッチャを。

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