予想外に面白かった。退屈しなかった。コロナ禍の怒りが原動力なのかな?と思ったけどそうでもない。ゴタールみたいな作り方の映画でゴタールより素直に作ってるからわかりやすくて面白かった。わかりやすいのはわ…
>>続きを読むこれが最優秀賞になるベルリンの懐の広さよ。あらすじだけみれば俗っぽいだけの話になりそうなところを、さまざまなトリッキーな演出により、現実を多分に反映したブラックコメディとしてかなり楽しめた。
全3章…
コロナ禍のルーマニア市街地を練り歩く(かなり長々と町の広告などを執拗に映す)第一部は退屈だが、コロナのせいかそれぞれがピリピリしている様子が面白い。見ず知らずの他人同士がマスクをしているか監視し合っ…
>>続きを読むなぜ映画で殺人や犯罪の描写は良くてポルノは駄目なんだ!
男と女が愛し合ってるだけじゃないか!
表現規制が行き過ぎた世界に向けた怒りの挑戦
そしてベルリン映画祭で金熊賞(作品賞)を取る。
ちなみに…
なるほど、ドクメンタよろしくベルリンではこういった作品が評価されたのか。
ポストトゥルースの時代をいかに生きるか。
ポストフェミニズム。コロナ。
三部構成だからか、強度がそれなりにあって特に三部目…
一つ一つは真摯な社会批判なのに、ここまで圧縮して出力すると、途端に悪意の塊としてしか捉えられなくなる。ルーマニア語話者じゃないと半分以上の情報を見落としているんだろうな、というぐらいの異常な情報量。…
>>続きを読むSNSで話が噛み合わないそれと似た構造になるし、演出も自己検閲をすることでより皮肉が効いているというか、尖ってる。これが金熊ですか。凄いなあ。あと今作R15でパリ13区がR18ってますます映倫の基準…
>>続きを読む© 2021 MICROFILM (RO) | PTD (LU) | ENDORFILM (CZ) | K INORAMA (HR)