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『飼育』に投稿された感想・評価

開明獣

開明獣の感想・評価

5.0

巨星、墜つ。ノーベル賞作家の大江健三郎氏が逝去された。享年88歳。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

同氏の長短編は全作読んできたが、その話法は誰にも真似出来ぬもので、構成力はずば抜けており、現代…

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yuka

yukaの感想・評価

3.0

なんか信頼を築く描写を省いたせいで最後の1番大事な30分が台無しなんだよな。

もっともっと閉鎖感がほしい。そして危うさもほしい。私は脳内で補えるんだけどさ。

いっっちばん最初に読んで度肝抜かれた…

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川崎育ちの私ですが本家が新潟にありまして、10年ほど前にはじめてご挨拶に行ったのだが、本家と分家の差に愕然とした。隣近所なのに、かたや豪邸、かたやバラック。なんじゃこりゃーと思ったけど、守るものがあ…

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丸く収まることで混乱を避けていたコミュニティに異国の兵隊が入り込んだことで、戦時中の役場と村の関係やムラ社会で生きていくしか出来ない人々の集団心理が浮き彫りになっていく。

外から見たらあまりにも残…

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しずく

しずくの感想・評価

3.8

「丸く治まるということが一番大切なんだぞ」 

捕らえられた黒人兵と村人との関係を描いた、大江健三郎さんの小説を、大島渚監督が映画化。黒人兵が村にやってきたことで、平和だった村が混乱していく様子だけ…

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希望

希望の感想・評価

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親の背中を見て子供は育つし、田舎の土着文化はそれ故に根強い
ラストシーンのドリーが示す
J3L2404

J3L2404の感想・評価

3.5
黒人という異物が入ることで顕在化してきたのは村の本家と分家と役場と疎開もんの歪んだ関係。村人たちのやばさ、グロテスクすぎる。
とにかく音が悪く、見づらい。
たと

たとの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

まず、単純に声が聞き取りにくい。雨のシーンは絶望的で諦めた。当時の録音機材の問題?

太平洋戦争末期、山間部にある村を舞台にした原作大江健三郎『飼育』は子どもと捕虜になった黒人兵の交歓(?)が主題と…

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極端な俯瞰や遠景の長回しが多用されており、焦点の定まらない無機質なカメラが村社会の残酷さ、醜悪さ、不気味さを直接届けてくる。舞台は本家と分家とから成る、全員が血縁の農村部落(「部落」というセリフがあ…

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三國連太郎が調子の良い本家の旦那をひょうひょうと演じててよかった。でも、初期の大島渚苦手だなぁと再認識。

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