クソ生意気など根性娘の成り上がり一代記をお下品な映像で描く、という点では、伝説の『ショーガール』に通ずる。貧困→レイプ→娼婦落ち(しかも実母に売られる)、という『名前のない女たち』ばりの王道転落ぶり…
>>続きを読む最後に出てくるテロップによって本作の主人公であるケティは実在の人物をモデルとしたキャラクターであり、事実に基づいていると語られる。
加えてそこには「不屈の精神」だとか彼女ののし上がり人生を肯定するよ…
これが本当の半地下の家族だ!『パラサイト』では比較にならないガチ貧乏生活を活写。それがゆえに火の暖かさ、チョコの甘さ、風呂の心地良さを身体の芯から感じることができる。
"成り上がりブロンド"ヒロイン…
【『娼婦ケティ』について】
『娼婦ケティ』、冒頭5分のカメラワークだけでもカッコ良すぎました。ヴァーホーベンに特有の苛烈な即物主義と表現主義が全開の映画です。
19世紀末のアムステルダムの雰囲気…
貧しさと人々の欲望ががとてつもなくリアルに描かれていて、あっという間の100分だった。
雨の中震えながら待つ家族、父が金持ちを喜ばせて一家で船に乗せてもらう。アムステルダムでは地下の空き家に入り、…
エロもグロもクソもお任せあれのヴァーホーベン御大であるが、メロドラマ的な本作においても、生々しいレイプなどの性描写や暴力描写を真正面から捉えており、主人公が住む19世紀アムステルダムの貧民街の姿も思…
>>続きを読むポール・ヴァーホーヴェン監督がオランダ時代に手掛けた歴史ロマンスドラマ。
「世の中全てお金ね」
新作『ベネデッタ』に向けて、ヴァーホーヴェン特集。
小ぶりだが良作。19世紀末アムステルダム。貧…
超絶大傑作。オランダ時代のヴァーホーヴェン監督作にして、実話に基づくお話とのこと。
どん底の環境でも決して屈しない主人公の上流階級へ這い上がる瞬間までをヴァーホーヴェン節全開で描く。
人生、配られた…