『みかんの丘』と同時上映で視聴。舞台は同じくアブバジア紛争下のジョージア。アブバジア人の老人と娘は、春になるとエングリ川に出来る中洲に移り住み、其処に小屋を作り、とうもろこしを植え始める。しかし、こ…
>>続きを読むここまで登場人物、台詞が少ない戦争映画は、初めて観ました。
時折聞こえてくる銃声の音で、戦争は感じますが、役者さんたちは、シンプルに
自分の生活を築いていきます。
それでも、戦争(紛争)への恐怖…
誰知らず 浮かびは消える 人生の島。
『みかんの丘』と同じく、1990年代のアブハジア紛争時の頃のお話。
戦時下における人の営みを通して、人間としてあるべき姿、さらには1人の少女の成長と人生の無…
どうやら『みかんの丘』と二本立てで上映されてたみたいですね。
我が岐阜ではそれぞれ単品扱い。
ストーリーは『みかん〜』同様グルジアの内戦を一般人視点で見たもの。
とにかく台詞が少なく、むしろ大自然…
無駄なBGMを排して必要最低限に留め、これでもかっていう絶妙なタイミングで音楽をぶつけてくる演出は秀逸。トリコロール三部作を彷彿させた。
BGMに加えて会話もほとんどないため、基本的には風や水といっ…
このレビューはネタバレを含みます
みかんの丘なつづくアブハジア紛争が背景の作品です。
どんなに紛争が激化しても
そこに住む人たちは変わらない生活を営んでいます。
登場するのは老人と孫娘。
アブハジアとグルジアの間を流れるエングリ…
このレビューはネタバレを含みます
更地になってて何ひとつない中洲に1人のおっさんがやってくる。おっさんは土を確かめ、それから流木を折ってきて杭を立て、白い布を結ぶ。それからボートでどこかへ去って、次に来るときは大工道具と材木を積んで…
>>続きを読む同時上映の『みかんの丘』と同じ時期、同じ地方、同じテーマの作品です。それなのに面白く観れるのは、生きるための営みが丁寧に描かれているからなんでしょうね。
こちらは川の中州でとうもろこしを育てる老人と…
生きるってこういうことだよなと思わせてくれる映画。
畑を耕す。
種を蒔く。
収穫する。
畑を耕す。
種を蒔く。
収穫する。
本来生きるということは、このようなしんどい作業を淡々と繰り返すことだ。…