3時間近い長編作品であり、言い方は悪いかもしれないが、大きな展開や派手な演出のない地味な映画である。しかし、不思議と物語に引き込まれ、気づけばあっという間に観終えていた。
寡黙なドライバー・みさき…
長編映画で鑑賞にエネルギーをかけたが、観る価値がある作品だ。
『リップヴァンウィンクルの花嫁』も長編だったが、時間をかけて観ると面白く味わい深い。
この作品は、妻を失い喪失感を抱えていた脚本家が『…
原作は読んでないが、村上春樹らしい作品な気がした。
妻の秘密を知りながら一緒に生活して行くことも、妻からの話を聞けずに生きて行くことも辛いことだろうが、家福は渡利との出会いで、妻音に対して目を背けて…
映画の長さを感じない、とても良い作品でした。
韓国語、中国語、手話、様々な言語を劇に落とし込んで1つの作品を作っていく様子は素晴らしかった。
朗読劇の様に長く話し合うシーンも多かったが、自分はそこ…
動画配信で映画「ドライブ・マイ・カー」を見た。
劇場公開日:2021年8月20日
2021年製作/179分/PG12/日本
配給:ビターズ・エンド
西島秀俊
三浦透子
岡田将生
霧島れいか
…
大きな賞を取った村上春樹作品ということで賛否も両極で、かなり構えて観ましたが、結論としては好きな作品でした。
そうは言っても約3時間………は長い。
初めの方はR15らしくあって(今回見たのはインタ…
車の中ではいろんな感情が動くのすごくよく分かる。
セリフの確認、自分との対話、運転手や同乗者との会話、それらの中で心が動いているのが伝わってきて、映画の静けさの割に情報が多い作品だったと思う。
公園…
傑作。成瀬、ブレッソン、ジャームッシュなど古き良き日本映画にヌーベルバーグからアメリカインディーズを体験させるサンプリング能力はもちろん、演出自体も彼らが得意としている説明やセリフを極力排除したやり…
>>続きを読むPG12指定。
原作を、読んでしまっていたので、映像作品化になった方を後から鑑賞。
感想だけ。
愛する者を失った事のある者にしか分からない喪失感や命の重みを、簡単な言葉で現すことの出来ない年月…
全くもって沼のような作品。
丁寧とかでなく緻密に作られている様は圧巻でした。
家福悠介(西島秀俊さん)は愛していた妻の音(霧島れいかさん)の運転が嫌いだったし。
音が望まない物は自分だけ望んでも仕…
©2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会