眺めのいい海沿いの家でアオイの殺害計画を立てる、謎の女ゆう姫。不穏な計画はゆう姫の妄想の中で順調に進むが、予定よりも早く到着したアオイは、その奔放な行動で計画を狂わせていくー。
50歳になる主人公は、更年期を迎えた自分の体に違和感を覚えながらも、忙しい娘に打ち明けることができずにいる。娘の代わりに、娘の飼い猫ピピンを子どものようにかわいがるが、そのピピンも思春期を…
>>続きを読むノルウェーで10年を過ごした後、パレスチナ人の父マフムードはガザへ戻ることを決める。幼い頃から父と離れて生きてきた娘のマイは、父の20年に及ぶイスラエルでの獄中生活による心の距離に向き合わ…
>>続きを読む過酷な撮影を終えたユ・ジュンサンは、心の平穏を求めてモンゴルに向かう。 砂漠への旅は容易ではなく、ジュンサンは自分がどこへ向かっているのか、無数ある道のどれが正しい道なのかを見極めようとあ…
>>続きを読むリコと環希、17歳の夏。小さな田舎町で、手応えのない日々の中、将来への漠然とした不安を募らせるふたり。青春を謳歌したいと願うリコ、将来のために勉強に明け暮れる環希、すれ違うふたりの感情は、…
>>続きを読むポジティブに前を向いて生きるだけが良いことなのか。人生に希望を持てない少女はある日「ご自由にお取りください」の箱に捨てられたクマのぬいぐるみと出会う。そのぬいぐるみと自分を重ね合わせ、少女…
>>続きを読む地震の直後、警察は森の中で1人の男を発見する。小さな山間の町を襲った自然災害はすべて、この男が元凶かもしれない。動物学者、録音技師、取材班たちが、その真実に迫る。
家族の中で若くして大人にならざるを得なくなった少女。デンマークの医療制度における生命を脅かす偏見に、少女は母親と共に立ち向かう。
荒涼とした砂漠で、主人公は幻覚と向き合う。巨大な存在に恐れを抱くが、次第に同じ目線となり、手を差し伸べる。極限の孤独の中で、自分自身と向き合う機会が生まれることを視覚的に表現した。
無邪気な子供の遊びの中にある、争いの片鱗。しかしごっこ遊びのようにしか感じられない私たちの現実感の薄さ。洪水のような情報に翻弄される無知な私。粗雑に作られた世界観は、無垢でそして無責任とも…
>>続きを読む戦争から守るため、家族でただ一人生き残った幼い娘を連れて国境を越えようとする父親。娘の命のために、彼はすべてを賭けざるを得なかった。
赤ん坊を寝かしつけようとしていた母親と父親の間に、ある競い合いが始まる。どちらが赤ん坊に最初の言葉をしゃべらせることができるのか?
ヴァーリャの巣穴で繰り返し響くゴロゴロという音。それは日常を乱し、ヴァーリャを未知の世界へ踏み出させる。
建物が火災に見舞われる中、たった1人の住人だけが隣人たちに状況を知らせようとする。
ある日の午後、ラザと母親は張りつめた空気の中、産婦人科のクリニックを訪れ、中絶手術を待っている。倫理観を問われる難しい決断を迫られた二人が口論していると、父親から電話が入る。父親には妊娠を…
>>続きを読む2人の兄弟が街角の店に強盗に入るが、祖母が現れ彼らの計画が邪魔されてしまう。
ドイツに移住したシハームは、自分の娘が右翼テロリストの脅威から身を隠していることを知る。しかし、警察は動いてくれない。絶望的な状況の中、シハームは娘を救うために自ら立ち向かう。
ジャック・ロンドンの短編小説に着想を得たボクシングドラマ。2000年代の荒れ果てたブタペストの郊外で、年老いたボクサーが息子たちを養うために最後の違法試合に挑む。
工房の暗闇の中で、奇妙な生き物たちに囲まれながら、粘土の彫刻が命を宿す。
小さな島に少年とお爺さんが二人きりで暮らしていた。ある日、お爺さんはネズミの大所帯を家に招き、共に暮らそうと言い放つ。突然の生活の変化に歯向かわんと考えた少年は、島の漂流物を材料に、高い塔…
>>続きを読むラミは電話越しに響く遠い声に導かれながら街を歩き、キッチンに立つ。それは静かに自身のルーツへ敬意を捧げる旅であった。やがて彼は、つながりの本質や、日常に潜むかすかなリズムについて思いをはせ…
>>続きを読むある日、中学生のみどりがいなくなる。友人のほのかは必死にみどりを探すのだが、お金と一緒に人がいなくなるニュースを見たほのかは、みどりを救い出すだめに作戦を考える。ほのかはみどりを助けだすこ…
>>続きを読むマリアは兄のサロモンと初めて夜遊びに出かける日を楽しみにしていたが、兄がヘイトクライムの被害者となってしまい、楽しい夜は一転する。この衝撃的な出来事をきっかけに二人は互いに正直になれるのか…
>>続きを読むロシアとウクライナの間の紛争が拡大・激化。爆発で目覚めた少女が、燃えさかる街で生き延びようとする姿を描く。 先は見えないけれど運命を信じて、少女は破壊された街を通って脱出しようとする。
SSFF&ASIA2025にて。 少し長いと感じながら観たが、使われた写真や絵がリアルなもの(当事者たちによるもの)…
>>続きを読む長期にわたる独房収監。この終わりのない恐怖にとらわれた3人の囚人たちは、自らの想像力が生み出す無限の空想世界に安息と逃げ場を見出す。
覆面の見知らぬ男が24時間営業のガソリンスタンドを全焼させると脅す。仕事に行き詰りを感じていた夜勤中のエマは、彼に立ち向かっていく。
本作品は、監督の日常の記録を静止画や映像で残したもの。人生で初めて父親となったとき、出産によりパートナーが昏睡状態に陥り最愛の人を失いそうになった激動の時期を記録した。
6歳のディエゴはテレビを見すぎて、目が四角くなってしまう。それをきっかけに、アパート内のあらゆるスクリーンから謎の現象が広がり始める。警察官のキムとマイクが騒音の苦情を調査しに来るが、彼ら…
>>続きを読む果てしなく雑草が生い茂る人気のない土地で、とある庭師が隠れた庭の手入れをしていた。嵐が外来種の種を運んできたとき、彼女の平和だった世界は生き残りをかけた戦いに変わる。恐れと不安が高まる中、…
>>続きを読む激戦で緊迫するサッカー準決勝の試合中、チームの2人のキャプテンの口論により、1部リーグのロッカールームで葬られた、ホモセクシュアルの選手たちの秘密が明らかになってしまう。
恋人を亡くしたアントニオは、ある歌で彼女をこの世に呼び戻すことができると気づく。彼女を失いたくない一心で必死に繋ぎ止めようとするアントニオ。しかし、やがて彼女は自分が幽霊であるということを…
>>続きを読む生まれつき体から花が咲いてしまう「花人」。その体質にコンプレックスを抱えていた主人公の目の前に、一人の青年が現れる。青年は花人の体質について主人公とは違った見方をしており...