里子が言い放った「一夫さんと結婚したら初之輔さん幸せになる云々」という台詞直後の原節子の一瞬笑顔で硬直する恐ろしい間とその後の渇いた笑い、そこからラストまで続く不穏な空気から考えるとそっち?という奇…
>>続きを読むこの物語に様々な女性が登場する。
単調な主婦の生活にくすぶりを感じる主人公。
結婚という枠に縛られたくない奔放な旦那の姪っ子。
旧来のしきたりを重んじる母親。
戦場から戻ってこない夫を待ちわびなが…
このレビューはネタバレを含みます
私は昔の作品を見ると、現在より強固なジェンダー観に違和感を覚えてそれが鑑賞中のノイズとなってしまいがちなのだが、成瀬巳喜男監督作品はその点を気にする必要がなくてありがたい。
結婚生活の息苦しさから…
講義にて とまらない演技
成瀬巳喜男 セット主義だと
室内撮影における人物の配置 演技
又、人物が二人で歩くという行為に対しての撮り方
原節子さんのとまらない演技 意識して鑑賞してみると面白い
(室…
記録
東京から大阪から赴任して来た夫婦の倦怠期を描き、林芙美子の原作を川端康成が監修、成瀬巳喜男が映画化した。
夫婦の倦怠期を描きながら、女性の「自立」と「幸せ」の普遍的な問題を投げ掛ける。昔の…
このレビューはネタバレを含みます
久しぶりの映画鑑賞が嬉しい、そう思って観始めたのだが、大分予想と違う内容で疲れた。事前に粗筋は確認しなかったから、題名から食卓の光景に重きを置いた生活讃歌の内容だと思っていた。違った。
人の嫌らし…
女友達の悩める姿に心を痛め、親身になって相談を聞いたが、結局は「そっちかい!」という女子相談あるある映画。
原節子、2作品目。
小津監督ではなく、成瀬監督を選んでみた。
「晩春」の紀子とこちら…