太宰治の遺児、それも名作「斜陽」の中に描かれている愛人の子という宿命に生きる多感な少女が、貧しい生活苦と闘い抜き、前向きに、愛と誇りと哀しみを秘めながらも美しく成長して行く人間ドラマ。
太宰治の娘太田治子(映画の役名は木田町子)が1967年に刊行した『手記(十七歳のノート)』をもとに同年、制作された映画…
>>続きを読むあの時代、高校生の集いとか組合運動とか、社会や暮らしをみんなで少しでも良くしていこうという意識が高かったんだな。現実の…
>>続きを読む戦前に書かれた石坂洋次郎の小説の映画化。きけば今回が3度目の映像化で、前二度の主演は木暮実千代(1941年)と香川京子…
>>続きを読む乙丸一家のホームドラマと世代が異なる3人の女たち。一人は乙丸家にやってきた、大黒柱の音也の母親でもあるフリーダムなおば…
>>続きを読むほのぼのとしたタイトルながら、老人のうつなども扱った結構な重喜劇。老け専役者が総出演して、その重い話を語り口だけは優し…
>>続きを読む61年の映画で原作はノンフィクション本。 ここが本当に拘置所か、というような牧歌的な空間。 優しすぎる刑務官たち。 さ…
>>続きを読む1949年の8月17日の深夜、何者かによって国鉄のレールが外されて、蒸気機関車が脱線。三人もの犠牲者が。 いわゆる「…
>>続きを読む1961年 ”婚期” 監督 吉村公三郎 脚本水木洋子 これは面白い!いわゆる正統派?のコメディではなく、かなりブ…
>>続きを読む