カンヌ国際映画祭 審査員賞(国際審査員賞) 受賞作品。これまでにアピチャッポン・ウィーラセタクン監督のMEMORIA メモリアや、ヌル・フィバクが出演するアヘドの膝、バクラウ 地図から消された村などが受賞しています。
とある明け方、大きな爆発音に驚き目覚めたジェシカは、その日以来自分にしか聞こえない爆発音に悩まされるようになる。姉を訪ねてボゴタを訪れた彼女は、建設中のトンネルから発見された人骨を研究して…
>>続きを読む[イスラエル、深淵を覗くとき深淵もまた…] 80点 2021年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。前作『シノニムズ』はベ…
>>続きを読む村の長老である老婆カルメリータの死をきっかけに故郷の村バクラウに戻ったテレサ。しかしその日から村では不可解なことが次々に起こり始める。突然、村はインターネットの地図上から姿を消し、上空には…
>>続きを読むけしてスタイリッシュでない濃いめの人々、“見事なまでに狂ってる”の惹句にUFO…そんな血と暴力に彩られた寓話なら観ない…
>>続きを読むパリ郊外に位置するモンフェルメイユ。ヴィクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」の舞台でもあるこの街も、いまや移民や低所得者が多く住む危険な犯罪地域と化していた。犯罪防止班に新しく加わること…
>>続きを読むわずか12歳で、裁判を起こしたゼイン。訴えた相手は、自分の両親だ。裁判長から、「何の罪で?」と聞かれた ゼインは、まっすぐ前を見つめて「僕を産んだ罪」と答えた。中東の貧民窟に生まれたゼイン…
>>続きを読む12歳の少年が「自分を生んだ罪」で両親を訴えるオープニングが衝撃的で、そこに至るまでの経緯は重苦しく、衝撃の嵐が心を揺…
>>続きを読む一流企業で働くボリスと美容院を経営するイニヤの夫婦。二人はそれぞれ、別にパートナーがおり、一刻も早く別れて新しい人生をスタートさせたいと思っている。問題は12歳の一人息子アレクセイのことだ…
>>続きを読む独身者は、身柄を確保されホテルに送られる。そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、自ら選んだ動物に変えられ、森に放たれる、そんな近未来。独り身になったデヴィッド(コリン・ファレル)も…
>>続きを読む予備知識ゼロで観たら開けてびっくり、もはやSFと言ってもいいほど設定がシュールな不条理系ディストピア映画。最初、女性が…
>>続きを読む2015年、架空のカナダで起こった、現実——。 とある世界のカナダでは、2015年の連邦選挙で新政権が成立。2ヶ月後、内閣はS18法案を可決する。公共医療政策の改正が目的である。中でも特に…
>>続きを読む人妻と独身の男。ふたりは愛し合い、喧嘩し、一匹の犬が町と田舎を彷徨う。言葉をめぐり季節は過ぎ去り、男と女は再び出逢う。前夫が全てを台無しにし、第二のフィルムが始まる───
陰毛に言葉が絡まるおはなし。 人、犬、木、葉、電車、車、船、自転車、其れからスロウ・モウシヨンと繰り返しとモンテイ…
>>続きを読む大手建設会社に勤め、都心の高級マンションで妻と息子と暮らす野々宮良多。ある日、産院からの電話で、6歳になる息子が取り違えられた他人の子だと判明する。妻のみどりは、気づかなかった自分を責め、…
>>続きを読むイギリスの名匠ケン・ローチ監督によるヒューマン・コメディ。スコッチウイスキーの産地スコットランドを舞台に、トラブルを繰り返す若者がウイスキー作りを通じて成長していく姿を描く。カンヌ国際映画…
>>続きを読む[出演までしたマイウェンの役がマジで要らない] 70点 パリ19区で活動する未成年保護部隊を人間臭く描いたマイウェン…
>>続きを読むこのところ、映画大国じゃない国の作品を続けて観ておりますが、これはアフリカ、チャドの作品。国の北半分はサハラ砂漠ですが…
>>続きを読むこの映画は、ソン・ガンホさん主演のホラーロマンス映画。 主人公の神父は謎のウイルスの人体実験に参加。絶対死ぬと分かっ…
>>続きを読む2007年カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞したマルジャン・サトラピ監督自身の自伝的漫画を長編アニメ化した映画。革命などで混乱する1970〜90年代のイランを舞台に、テヘランの少女・マルジが生…
>>続きを読む第58回カンヌ国際映画祭審査員賞。初恋と障壁(=家柄・家父長制)という少女マンガみたいな構造の中に、文化大革命や知識青…
>>続きを読むカンヌ映画祭審査員賞、カイエ誌ベスト1に輝く代表作、愛し合う二人の青年の日常がみずみずしく描かれている前半と全く違う映画に思えるほど不穏な空気に包まれる後半、中島敦「山月期」の一説が引用さ…
>>続きを読む『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー(純愛日記)』(1970)でデビューし、その後CM界の巨匠となったロイ・アンダーソンが、1975年の長編2作目『GILIAP』(1975)以来、25年…
>>続きを読む[] 60点 三部作全てが別々の映画祭コンペに登場した例はクシシュトフ・キェシロフスキの"トリコロール三部作"とウル…
>>続きを読む世紀末にヌーヴェルヴァーグを更に極端にしたリアリティを追求したドグマ95、真に迫ったような人間の様子を見たいのなら見応…
>>続きを読む自動車事故により性的興奮を 覚える人々を描いた物語。 過激な性描写から上映禁止の 声が上がる程の賛否両論を起こ…
>>続きを読むイギリスの労働階級の悲哀を一貫して描き続けるケン・ローチ監督。90年代から多作になっていくのですが、その代表作の一つで…
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